前世を知る方法|リーディング・アカシック・退行催眠を比較

「自分の前世を知りたい」と思って調べると、前世リーディング、アカシックレコード、退行催眠など、いくつもの方法が出てきます。

どれを選べばいいのか分からなくなるかもしれません。

最初に整理すると、この3つの違いは「どれが一番当たるか」ではありません。

自分が前世について何を知りたいのかによって、向いている方法が違います。

誰かに自分の前世を読んでもらい、説明を聞きたいなら前世リーディング。

一つの前世だけでなく、魂の流れ・人間関係・使命などまで広く読みたいならアカシックリーディング。

自分自身が前世らしき場面や感情を体験してみたいなら退行催眠。

一方、「自分が本当に○年の○国に生きていたことを証明したい」という目的なら、3つともそのための検査ではありません。

まず、ここを分けると選びやすくなります。

前世リーディング・アカシック・退行催眠の違い

最初に全体像を比べます。

方法誰が情報を受け取る?主に得るもの向いている人
前世リーディングリーダー・占い師前世の人物像、時代、仕事、縁、今世への影響など自分で催眠体験せず、まず話を聞きたい
アカシックリーディングリーダーまたは自分前世に加えて魂の傾向、今世のテーマ、人間関係、使命など一つの人生より魂全体の流れを見たい
退行催眠自分自身映像、感情、身体感覚、ストーリーなどの体験「教えてもらう」より自分で体験したい

ここで一つ注意があります。

「前世リーディング」と「アカシックリーディング」は、完全に別ジャンルではありません。

前世リーディングは大きな呼び方で、霊視、チャネリング、アカシックレコードなどを使って前世を読むサービスがあります。

つまり「リーディングかアカシックか」というより、

前世リーディングの中でも、何を情報源として読むと説明しているか

の違いです。

退行催眠だけは、本人自身が体験する点で大きく性質が異なります。

人から「あなたの前世はこうだった」と聞きたいなら前世リーディング

前世リーディングでは、リーダーや占い師が相談者について受け取ったとする情報を伝えます。

「どこの国にいたのか」

「何をしていたのか」

「今の家族やパートナーとどんな縁があったのか」

「今の性格や悩みに何が影響しているのか」

といった形です。

自分が催眠状態になったり、映像を見たりする必要はありません。

オンライン、電話、文章による鑑定などでも利用できます。

そのため、

「とにかく一度、自分の前世について話を聞いてみたい」

という人には入りやすい方法です。

ただし、ここには大きな特徴があります。

情報を出すのは自分ではなく、リーダーです。

同じ人を別々のリーダーが見たときに、同じ前世が出ることを保証する統一された判定基準があるわけではありません。

そのため、伝えられた内容は「自分を考えるための一つの解釈」として受け取る方が扱いやすくなります。

アカシックは「一つの前世」より魂の流れを知りたい人向け

アカシックレコードは、スピリチュアルの世界では、宇宙や人間の過去・現在・未来に関する情報が記録されている「宇宙の図書館」「宇宙のデータベース」のようなものとして語られています。

アカシックリーディングでは、その中から個人の魂に関する情報を読むという考え方を取ります。

そのため質問も、

「私は前世で何をしていましたか」

だけではありません。

「なぜこの人と出会ったのか」

「何度も同じ人間関係を繰り返す理由は何か」

「前世から持ち越している才能は何か」

「今世のテーマは何か」

「魂としてどんな傾向があるのか」

など、前世を現在や魂全体につなげて見ることが多くなります。

前世の人物像そのものより、

「それが今の自分にどうつながっているのかを知りたい」

という人には、こちらの考え方が合いやすくなります。

前世リーディングとアカシックの違いは「どこまで見るか」

ここは迷いやすいところです。

「前世リーディングでもアカシックでも前世を見るなら、同じでは?」

と思うかもしれません。

実際、かなり重なっています。

違いを出すなら、質問の広さです。

「私はどんな前世だった?」

という一つの過去生を中心に聞きたいなら、一般的な前世リーディングで足ります。

一方、

「その前世は今の使命にどうつながる?」

「なぜこの人とは何度も縁がある?」

「複数の転生を通して繰り返しているテーマは?」

まで見たいなら、アカシックレコードという世界観の方が質問を広げやすくなります。

ただし、アカシックだから前世リーディングより客観的に正確、という意味ではありません。

どちらも、そこで受け取った情報を歴史的事実として確認できる共通の検査方法があるわけではありません。

自分自身で「前世らしき人生」を体験したいなら退行催眠

退行催眠、前世療法、パストライフ・リグレッションなどと呼ばれる方法では、催眠や深いリラクゼーション状態へ入り、セラピストの誘導を受けながらイメージや感覚をたどります。

ここがリーディングとの大きな違いです。

リーダーから、

「あなたは昔、こんな人でした」

と説明されるのではありません。

本人自身が、

古い町並みが見える。

知らない服を着ている感じがする。

誰かと別れる場面で急に悲しくなる。

自分ではない名前が浮かぶ。

といった体験をします。

そのため、

「話として聞くだけではなく、自分自身で前世というものを体験してみたい」

という人には、最も体験性が高い方法です。

退行催眠で鮮明に見えたら、本当の前世?

ここは重要です。

退行催眠中に見えたものが非常にリアルだったとしても、その鮮明さだけから「過去に実際に起きた出来事」と判断することはできません。

催眠と記憶については長年研究されています。

近年のレビューでも、催眠によって正確な記憶が必ず増えるわけではなく、実際には経験していない出来事まで「思い出した」と感じる場合があることが報告されています。

誘導イメージや質問の仕方などによって、記憶らしいものが形成される可能性もあります。

ですから、

「映像がくっきり見えた」

「涙が止まらなかった」

「知らない名前まで出てきた」

ことと、

「その人生が歴史上、本当に自分の前世だった」

ことは分けます。

実際、前世療法を提供している国内のヒプノセラピー事業者の中にも、「出てきた前世が本当の前世か確認する性質のものではない」と明記しているところがあります。

退行催眠の価値を考えるなら、「証拠が取れたか」だけではなく、体験から今の自分に何が見えてきたかを見る方法があります。

「前世が本当にあったか」を知りたいなら3つとも答えは出せない

ここまで読んで、

「でも私は、自分の本当の前世を知りたい」

と思う人もいるでしょう。

前世や転生を語る事例についての学術研究自体はあります。

子どもが前世らしい記憶を語った事例などを調査した研究も蓄積されています。

ただし、それと、

「霊視で言われた前世」

「アカシックで読んだ前世」

「催眠中に見た前世」

を個人レベルで歴史的事実として確定できることは別です。

現在のところ、

「この方法を使えば、あなたの前世を客観的に確定できます」

という検査はありません。

したがって、事実証明だけを目的に3方法から一つを選ぶと、期待と結果がずれやすくなります。

前世を「知りたい」のか「体験したい」のかでまず分ける

選び方をもう少し具体的にします。

「どんな人物だったか教えてほしい」

なら前世リーディング。

「なぜ今この人生を送っているのかまで知りたい」

ならアカシック。

「自分でその場面へ行ったような感覚を体験したい」

なら退行催眠。

ここでかなり絞れます。

特に前世リーディングと退行催眠では、満足するポイントが違います。

前世リーディングは「情報を受け取る体験」。

退行催眠は「自分自身が内側で経験する体験」です。

人から説明されるより、自分で感じないと納得できない人なら、リーディングを何回受けても物足りなくなる可能性があります。

反対に、自分で映像を見ることにはこだわらず、

「今の悩みについて別の角度から説明してほしい」

という人なら、催眠まで受ける必要はありません。

「今の悩みとのつながり」を知りたいなら、前世そのものより質問を決める

前世鑑定を受けるとき、

「私の前世を教えてください」

だけでも質問できます。

しかし、今の人生に役立てたいなら、もう少し絞った方が結果を使いやすくなります。

たとえば、

「なぜ同じタイプの相手との恋愛を繰り返すのか」

「昔から水だけが極端に怖いのはなぜか」

「なぜこの国や時代に理由なく惹かれるのか」

「今の仕事で自然にできることと前世に関係があると考えられるか」

というように、現在から前世を見る方法です。

前世の職業や名前をコレクションするより、

「今の自分の何を理解したくて前世を知りたいのか」

を先に決めると、リーディングでもアカシックでも退行催眠でも目的がぶれにくくなります。

人間関係の前世を知りたいなら「相手の行動」まで前世で決めない

「この人とは前世で夫婦だった」

「前世からのソウルメイトだった」

と言われることもあります。

それが自分にとって関係を理解するきっかけになる場合はあります。

ただし、現在の相手の行動まで前世の物語だけで判断する必要はありません。

現在の相手が大切にしてくれるか。

約束を守るか。

一緒にいて安心できるか。

現在起きていることは、現在の情報として見る必要があります。

「前世で強い縁がある」と言われたから、苦しい関係を続けなければいけないということにはなりません。

前世という視点と、今の現実は分けておきます。

退行催眠を受けるなら、誘導の仕方も見る

退行催眠では、セラピストからの質問や誘導があります。

そのため、

「あなたはいま中世ヨーロッパにいます。何が見えますか?」

のように最初から答えの方向を指定する方法と、

「何か浮かんでくるものがありますか?」

と開いた形で尋ねる方法では、受ける影響が違います。

催眠や誘導イメージでは、暗示が記憶らしい体験の形成へ影響する可能性があります。

ですからセッションを選ぶ際は、

前世の存在を絶対的な事実として扱うのか。

出てきたイメージを一つの体験として扱うのか。

「見えないならこう見えるはず」と答えを誘導しないか。

なども確認した方がよいでしょう。

特に、過去の犯罪・虐待など重大な出来事の「事実確認」を催眠だけで行うことは分けて考える必要があります。

自分で前世を知る方法もあるが、同じ境界を持つ

誘導瞑想、夢日記、自動書記などを使って自分で前世らしいイメージを探す方法もあります。

費用をかけずに試せるので、

「いきなりセッションを申し込むほどではない」

という場合の入口にはなります。

ただし、自分で行えば内容が必ず正確になるわけではありません。

何か浮かんだら、

「本当の前世が分かった」

と即決するより、

「なぜ今の自分にこの場面が出てきたのだろう」

と一度置いてみます。

翌日も気になるか。

今の悩みとのつながりがあるか。

以前から繰り返してきたテーマと一致するか。

そうやって使えば、「前世の真偽」を決められなくても、自分を考える材料にはできます。

結局、どの方法を選べばいい?

一番大事なのは、「一番当たる方法」を探し続けないことです。

前世のストーリーを誰かから聞いてみたい。

それなら前世リーディング。

前世だけでなく、人間関係・使命・魂の長い流れまで一緒に見たい。

それならアカシックリーディング。

誰かに答えを言われるのではなく、自分自身で映像や感情を体験してみたい。

それなら退行催眠。

そして、

「自分が歴史上、本当にどこの誰だったかを証明したい」

なら、3つのどれを選んでもその目的を確実に満たせるわけではありません。

ここを最初に分ければ、「リーディングも受けた、アカシックも受けた、催眠も受けた。でも答えが全部違う」という状態になりにくくなります。

前世を知ることを、昔の自分の名前を当てる作業だけにしない。

「なぜ私はこのテーマが気になるのか」

「今の自分を見ると何が繰り返されているのか」

「この話を聞いたことで、これから何を変えたいのか」

そこまで戻ってくると、前世という考え方を今の人生へつなげやすくなります。

出典

日本アカシックリーディング協会|アカシックレコードとは
資料を見る

占いコンパス|前世占いとは?前世を知る方法・意味・現在の人生との繋がりを解説
記事を見る

占いクラウド|過去世リーディングと前世占いの違いとは
記事を見る

日本臨床ヒプノセラピスト協会|ヒプノセラピーについて
資料を見る

PubMed|Does Hypnosis Aid Memory Retrieval?: A Review of Steven Jay Lynn’s Research
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PubMed|Induction of false beliefs and false memories in laboratory studies—A systematic review
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PubMed|Academic studies on claimed past-life memories: A scoping review
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PubMed|Age regression in clinical hypnosis: an integrative critical review of therapeutic mechanisms
論文情報を見る