「自分は何のために生まれてきたのだろう」
そう思って調べると、使命診断、魂のリーディング、チャネリングなど、いくつもの方法が出てきます。
結論からいうと、この3つは「簡単・普通・本格的」という順番ではありません。
自分の特徴から使命の候補を言葉にしたいなら診断。
自分の人生経験や魂の情報まで個別に読んでもらいたいならリーディング。
ハイヤーセルフや高次存在などからのメッセージとして使命を聞きたいならチャネリング。
欲しい答えの形によって選ぶ方法が変わります。
そしてもう一つ大切なのは、どの方法も「あなたの人生で絶対に果たさなければならない使命」を客観的に確定する検査ではないことです。
使命を決めてもらうためではなく、自分の方向を考える材料として使うと違いが見えやすくなります。
- まず「使命の何を知りたいのか」を決める
- 自分の傾向をまず言葉にしたいなら使命診断
- 診断で出た「使命」は確定結果ではない
- 自分だけの事情まで読んでほしいならリーディング
- リーディングを選ぶなら「使命を職業名で聞きたいのか」も考える
- 高次存在からの言葉を聞きたいならチャネリング
- 「使命を教えてください」だけでチャネリングを受けると答えが大きくなりやすい
- 診断とリーディングで違う使命が出ても、やり直さなくていい
- 「本当の使命を一発で知りたい」なら、3つとも目的が違う
- 使命が分からない段階なら診断からでもいい
- すでに長年の迷いがあるならリーディングのほうが整理しやすい
- 「高次の存在なら何と言うか」を聞きたいならチャネリング
- 仕事を辞めるかなど大きな判断は使命だけで決めない
- 結局どれを使う?「答えの出どころ」で決める
- 出典
まず「使命の何を知りたいのか」を決める
「使命を知りたい」といっても、実際には知りたい内容が違います。
例えば、
「自分にはどんな才能があるのか分からない」
という人と、
「昔から人を助けることに惹かれる理由を知りたい」
という人と、
「私は何のために地球へ生まれてきたのか、高次存在に聞きたい」
という人では、同じ方法を選ぶ必要はありません。
ここを決めずに検索すると、
使命診断を何種類も受ける。
アカシックリーディングを受ける。
さらにチャネリングを受ける。
それでも答えが違うので、また別の人に聞く。
という状態になりやすくなります。
最初に決めたいのは「どれが一番当たるか」ではありません。
「私は、どんな形で使命を知りたいのか」です。
自分の傾向をまず言葉にしたいなら使命診断
使命診断は、最初の入口として使いやすい方法です。
実際のオンライン診断を見ると、生年月日、幼少期に夢中になったこと、得意なこと、困ったときに出る行動などを選び、あらかじめ設定されたタイプへ分類する形式があります。
例えば、
人を支えることに喜びを感じる。
何かを作ることが好き。
人に教えるのが自然にできる。
新しい場所へ行くことが好き。
といった自分の特徴を質問から振り返ります。
その回答をもとに「ヒーラー型」「教師型」「クリエイター型」などの言葉が提示されるわけです。
こうした診断が向いているのは、
「使命と言われても何も思いつかない」
という段階です。
結果そのものを答えにするというより、
「確かに昔から人に説明するのが好きだった」
「自分は何かを作っているときが一番夢中になる」
と、自分の中にあるものへ名前を付けるために使えます。
診断で出た「使命」は確定結果ではない
ただし、診断には仕組みがあります。
質問への回答を、あらかじめ決められた分類へ当てはめている診断もあれば、生年月日を数秘術や占星術の体系へ当てはめるものもあります。
つまり結果は、その診断が採用しているルールによって変わります。
ある診断では「人を癒やす役割」。
別の診断では「知識を伝える役割」。
別の占術では「新しい道を切り開く役割」。
ということもあり得ます。
このとき、「どれが本当の使命なのだろう」と一つに絞ろうとしなくても構いません。
3つの結果の中に、
「人に分かりやすく伝える」
「困っている人を助ける」
「自分で新しい方法を考える」
という、自分の人生にも実際に現れている共通点があれば、そこを見るほうが実用的です。
診断は「使命を発見する検査」というより、自分を別の言葉で眺める入口として使えます。
自分だけの事情まで読んでほしいならリーディング
診断では物足りなくなるのが、
「タイプではなく、自分の場合を知りたい」
と感じたときです。
例えば、
「人を助ける仕事に惹かれるけれど、なぜなのか」
「仕事では成功しているのに、ずっと違和感がある」
「何度転職しても、同じところで苦しくなる」
といった自分固有の経緯があります。
このような背景まで含めて、提供者が相談者について情報を読み解く形式がリーディングです。
ただし、「リーディング」という名称だけでは方法は分かりません。
アカシックレコードを読むとする人もいます。
占星術や数秘術を使う人もいます。
オーラやエネルギーを読むとする人もいます。
複数の方法を組み合わせる人もいます。
だから「使命リーディング」と書いてあるだけで選ばず、「何を使って、何を読んで、どのような答えが返ってくるのか」を確認したほうがよいでしょう。
リーディングを選ぶなら「使命を職業名で聞きたいのか」も考える
使命を探していると、
「私の天職は何ですか」
「何の仕事をするために生まれてきましたか」
と聞きたくなります。
しかし、「人生の使命」と「職業名」を最初から同じものにすると選択肢が狭くなります。
例えば、人に何かを分かりやすく伝えることが自分の大切なテーマだったとしても、
教師になる。
文章を書く。
後輩を育てる。
家族に知識を伝える。
相談を受ける。
というように、その表れ方はいくつも考えられます。
心理学で研究される「人生の目的」も、一つの職業を見つけることではなく、人生に方向や重要な目標を感じている状態として扱われています。
ですからリーディングを受ける場合も、
「私は何の職業になるべきですか」
だけではなく、
「自分が人生で繰り返しているテーマは何ですか」
「自分の強みをどんな場面で使ってきましたか」
「今の仕事への違和感を見るなら、何に注目すればいいですか」
と聞いたほうが、現実の選択へ戻しやすくなります。
高次存在からの言葉を聞きたいならチャネリング
チャネリングは、リーディングと似た言葉として使われることがあります。
一般的なスピリチュアルの説明では、チャネラーと呼ばれる人が、ハイヤーセルフ、スピリットガイド、天使、高次の存在などにつながり、そこから受け取ったとするメッセージを伝える方法です。
ここで重要なのは、情報源の捉え方です。
リーディングでは「相談者についての情報を読む」という説明がよく使われます。
チャネリングでは「ある存在からメッセージを受け取る」という形になります。
ですから、
「私の性質や人生全体を読んでほしい」
ならリーディング寄り。
「今の自分について、ハイヤーセルフなら何と言うのか聞きたい」
ならチャネリング寄りです。
ただし、実際のサービスでは両方を組み合わせている場合もあります。
名称ではなく、誰・何から、どんな方法で情報を受け取ると説明しているのかを見ることが大切です。
「使命を教えてください」だけでチャネリングを受けると答えが大きくなりやすい
チャネリングで使命を聞くなら、質問を少し現在へ近づけたほうが使いやすくなります。
「私の使命は何ですか」
だけでも質問できます。
しかし、
「今の仕事に違和感があるのですが、何を見直す必要がありますか」
「昔から人の相談を受けることが多いのですが、これは自分の人生のテーマとどう関係していますか」
「今進もうとしている方向について、何を意識すればいいですか」
としたほうが、受け取ったメッセージを現実へ戻しやすくなります。
使命が「世界を癒やすことです」と言われても、それだけでは明日の行動は決まりません。
そこから、
誰に対してなのか。
何をするときに自分が生き生きするのか。
今までの経験のどこにその傾向があったのか。
現在できることは何なのか。
まで下ろして考える必要があります。
診断とリーディングで違う使命が出ても、やり直さなくていい
使命探しで迷いやすいのが、結果が一致しないときです。
診断では「教師」。
リーディングでは「人を癒やす」。
チャネリングでは「自分を表現すること」。
こう言われたら、
「結局どれが本当なの?」
と思うでしょう。
しかし、この3つは同じ測定器で同じものを測っているわけではありません。
診断は、その診断の分類ルール。
リーディングは、そのリーダーが用いる方法と解釈。
チャネリングは、チャネラーが高次存在などから受け取ったとするメッセージ。
入口が違うので、答えが完全一致しなくても不思議ではありません。
むしろ見るなら、表現の違いを外した共通部分です。
「教師」と「癒やす人」と「自己表現」が出たとしても、自分の人生を振り返ると、
「自分の経験を言葉にして、人の役に立つ」
という一点でつながるかもしれません。
その共通点が現実の自分にも当てはまるかを見るほうが、別の鑑定を何度も受けるより判断材料になります。
「本当の使命を一発で知りたい」なら、3つとも目的が違う
診断、リーディング、チャネリングの中から、
「一番正確に、本当の使命を特定してくれる方法を選びたい」
と考えている場合は注意が必要です。
人生の意味や目的そのものは心理学でも研究されています。
人が「自分の人生には意味がある」「進む方向がある」「重要な目標がある」と感じている程度を測定する尺度も開発されています。
しかし、それは、
「あなたの魂は生まれる前に、この使命を決めました」
という内容を測定する検査ではありません。
現在、魂にあらかじめ設定された使命を客観的に読み取り、診断・リーディング・チャネリングのどれが正しかったかを照合できる標準的な検査があるわけではありません。
だから「どれが真実を当てるか」では選べません。
選べるのは、「どの方法なら自分が考えたいことを考えやすいか」です。
使命が分からない段階なら診断からでもいい
自分についてまだ何も整理できていないなら、いきなり個人セッションを受けなくても構いません。
まず診断をしてみて、
「この結果のどこが自分に合う?」
「どこは違う?」
と考えます。
合っている部分より、違和感を持った部分が役立つこともあります。
例えば「あなたの使命は人を支えること」と出ても、
「いや、人を直接支えるより、仕組みを作るほうが好きだ」
と感じる。
それなら、その違和感から自分の方向が一つ見えてきます。
診断は答え合わせだけに使う必要はありません。
自分が何に反応するのかを見る材料として使えます。
すでに長年の迷いがあるならリーディングのほうが整理しやすい
一方、
「何年も同じことで迷っている」
「診断なら何度もやった」
「自分の経歴や人間関係まで含めて考えたい」
という段階なら、選択肢を当てはめるだけでは足りないかもしれません。
この場合は、自分個人について話せるリーディングのほうが目的に近くなります。
ただし、「使命を教えてもらう」というより、
「自分の人生の中で何が繰り返されているのか」
を見てもらう意識を持ったほうがよいでしょう。
言われた使命が、自分の実際の経験とまったくつながらないなら、その場で質問できます。
個別セッションを使う意味は、単に情報量が多いことではなく、自分の場合へ掘り下げられることです。
「高次の存在なら何と言うか」を聞きたいならチャネリング
診断結果や自分の性格分析ではなく、
「もっと自分を超えた視点からメッセージを受け取りたい」
という希望が明確なら、チャネリングを選ぶ理由があります。
例えば、
「ハイヤーセルフから今の私へのメッセージを聞きたい」
「守護存在という考え方から、自分の人生を見てみたい」
という目的です。
これは診断や通常の自己分析とは違います。
一方、そこまでの世界観を求めていないのに、「使命を一番正確に知れそうだから」という理由だけでチャネリングを選ぶ必要はありません。
欲しいのが自分の才能整理なら診断やリーディングでもできます。
高次存在からのメッセージという形式そのものを求めているかどうかが分岐点です。
仕事を辞めるかなど大きな判断は使命だけで決めない
使命について言われたことが強く心に残ると、
「この仕事は使命ではないから辞めよう」
「あなたはヒーラーだと言われたから、この仕事一本にしよう」
と現実の選択まで一気に進みたくなる場合があります。
しかし、使命についてのスピリチュアルな解釈と、仕事やお金の判断は分けたほうがよいでしょう。
例えば仕事を変えるなら、
収入はどうなるか。
今の仕事の何が嫌なのか。
本当に別の仕事なら解決するのか。
その仕事を実際に試したことがあるか。
といった現実の条件も確認できます。
「人を助けることが自分のテーマかもしれない」と感じても、今すぐ職業を変える必要はありません。
今の仕事の中で人を育てることから試すこともできます。
使命は、一つの職業名としてしか実現できないとは限りません。
結局どれを使う?「答えの出どころ」で決める
人生の使命を知りたいなら、最初に「どれが一番当たるか」を比べる必要はありません。
自分について簡単な質問に答えながら、強みや方向性の候補を言葉にしたい。
それなら診断から始める。
自分の経歴、過去、才能、人間関係なども含めて、自分だけのテーマを読んでもらいたい。
それならリーディングを検討する。
自分について分析してもらうというより、ハイヤーセルフや高次存在などからのメッセージとして聞いてみたい。
それならチャネリングという方法があります。
そして、どれを選んだとしても最後に見るのは同じです。
「その答えは、実際に生きてきた自分とどこでつながるのか」。
使命を知るために自分の人生から離れていくのではなく、受け取った言葉を自分の経験へ戻す。
そこまでできれば、診断・リーディング・チャネリングの結果を「正解探し」ではなく、自分の方向を考える材料として使えるようになります。
出典
開運メーカー|今世の使命診断
日本アカシックリーディング協会|アカシックレコードとは
日本アカシックリーディング協会|アカシックリーディング講座
Sensing of Life|チャネリングとリーディングの違いとは?
Encyclopedia.com|Western Esoteric Family II: Spiritualism & New Age(チャネリングの歴史・概念を扱った資料)
日本健康心理学会|The Existential Life Purpose Scale (ELPS): Development and validation of a positive psychology-informed measure(人生の目的意識を測定する心理尺度の研究)
PubMed|Assessing meaning & purpose in life: development and validation of an item bank and short forms for the NIH PROMIS(人生の意味・目的の心理学的測定を扱った研究)