「自分は何のために働いているのだろう」
「もっと自分の使命に合った仕事があるのでは」
そう思って調べていると、ヒューマンデザインとソウルプランの両方が出てくることがあります。
どちらも使命、才能、自分らしさといった言葉を扱うため、かなり似て見えます。
ただし、仕事について知りたい場合は、同じ使い方をするものではありません。
「私は何を実現するために生き、どんな才能を使おうとしているのか」を言葉にしたいなら、ソウルプランのほうが質問に直接近くなります。
一方、
「転職するか」
「独立するか」
「どんな働き方なら無理が少ないか」
「仕事の話が来たとき、どう判断するか」
まで考えたいなら、ヒューマンデザインのほうが使いやすい部分があります。
つまり、仕事の使命を「何を目指すか」として知りたいのか、「どう働き、どう選ぶか」として知りたいのか。
最初にここを分けます。
- ソウルプランは「何を実現したい魂なのか」を見る
- ヒューマンデザインにも「使命」はある
- ヒューマンデザインは「どう選ぶか」を見るところが強い
- 仕事だけを詳しく見たいなら「BG5」という選択もある
- 「私は何のために働く?」ならソウルプランから考えやすい
- 「この転職を選んでいい?」ならヒューマンデザイン寄り
- 「教師向き?営業向き?」を知りたいなら、どちらだけでも足りない
- 同じ使命は複数の仕事で実現できる
- ソウルプランを見ても転職先まで決まらない場合
- ヒューマンデザインを見ても職業名が出ないのは不自然ではない
- 出生時刻が分からないなら違いはさらに大きくなる
- 仕事を辞めるかどうかを「使命」だけで決めない
- 両方見るなら順番を決める
- 結局どっちを見る?迷ったら質問を一つ変える
- 出典
ソウルプランは「何を実現したい魂なのか」を見る
ソウルプランは、誕生時につけられた名前の音をもとに、その人の人生について読み解くスピリチュアルな体系です。
生年月日ではなく、基本になるのは誕生時の名前です。
リーディングでは大きく、
現実社会での課題。
現実社会での才能。
現実社会での目標。
精神面での課題。
精神面での才能。
精神面での目標。
それらを統合した魂の目的。
という流れを見ていきます。
仕事の使命を考える場合に注目したいのは、現実社会での「才能」と「目標」、そして全体としての魂の目的です。
例えば、
「人を育てる」
「情報を伝える」
「何かを形にする」
「人と人をつなぐ」
といった方向性が自分の中でどう位置づけられるのかを考える材料になります。
その意味で、
「自分には何があるのか分からない」
「仕事はしているけれど、何のために働いているのか分からない」
「得意なことと使命がどうつながるのか知りたい」
という段階なら、ソウルプランから入る意味があります。
ヒューマンデザインにも「使命」はある
一方、ヒューマンデザインにも人生の目的を扱う項目があります。
「インカネーションクロス」と呼ばれるものです。
これは、その人の人生を通して表れる大きなテーマや、世界へどのような影響をもたらすかを表すものとして説明されています。
そのため、
「ソウルプランには使命があるけれど、ヒューマンデザインには使命がない」
という違いではありません。
両方とも使命を扱います。
ただし、ヒューマンデザインの公式説明では、インカネーションクロスについて重要な説明があります。
それは、
「何をするか」より「どう生きるか」
を表すものだということです。
つまり、自分のインカネーションクロスが分かったからといって、
「だから教師になるべき」
「だから起業家になるべき」
と職業が一つ決まるわけではありません。
同じ人生テーマを、会社員として表す人もいれば、経営者として表す人もいるという考え方になります。
ヒューマンデザインは「どう選ぶか」を見るところが強い
ヒューマンデザインを仕事に使う場合、使命だけを見て終わらせないほうが分かりやすくなります。
むしろ入口になるのは、自分の「タイプ」と、それに基づく行動の仕方、そして「内なる権威」と呼ばれる意思決定の方法です。
簡単に言えば、
「仕事をどう取りに行くのか」
「何かを始めるとき、どう動くのか」
「大きな選択をするとき、何を判断基準にするのか」
という部分です。
例えば仕事の内容そのものより、
「自分から何でも取りに行こうとすると疲れる」
「人から認められたり声をかけられたときに力を出しやすい」
「その場で決断せず、感情が落ち着いてから決めたほうがよい」
といった見方をします。
そのため、
「使命らしいものは何となく分かる。でも今の会社を続けるべきか分からない」
「独立したいが、本当に今動いてよいのか迷う」
という人は、ヒューマンデザインのほうに欲しい情報がある可能性があります。
仕事だけを詳しく見たいなら「BG5」という選択もある
ヒューマンデザインを仕事へ使いたいなら、もう一つ知っておきたい言葉があります。
BG5です。
BG5は、ヒューマンデザインを仕事・キャリア・組織向けに展開した体系です。
一般的なヒューマンデザインが人生全体を扱うのに対し、BG5は仕事に焦点を当て、
仕事でどのように価値を生み出すか。
どのように判断するか。
どんな強みや技能を使いやすいか。
どんな環境や人間関係で働くか。
組織の中でどんな役割を担うか。
といった方向から見ていきます。
そのため、
「ヒューマンデザインとソウルプランのどちらが仕事向き?」
という二択にするだけでは少し足りません。
ヒューマンデザイン側には、仕事そのものを見るBG5があるからです。
今まさに転職・独立・配置転換など仕事上の選択に迷っているなら、一般的な使命だけを見るより、仕事向けの読み方まで確認したほうが目的には合っています。
「私は何のために働く?」ならソウルプランから考えやすい
例えば、
「営業を10年やってきたけれど、本当にこれが自分の仕事なのか分からない」
という人がいるとします。
まだ転職先を比較している段階ではなく、
「そもそも自分は人生で何をしたいのだろう」
というところで止まっている。
この場合、最初に必要なのは「転職するかどうか」の判断方法より、自分が何を大切にしているのかを言葉にすることです。
ソウルプランでは、社会生活における才能・課題・目標と、より精神的な目的を分けて見るため、
「自分では欠点だと思ってきたもの」
「当たり前すぎて才能だと思っていなかったもの」
「なぜか何度も目指してしまう方向」
を一つの人生テーマとして考える材料になります。
職業を選ぶ一歩前の、
「私は何を実現したい人なのか」
を整理したい場合です。
「この転職を選んでいい?」ならヒューマンデザイン寄り
逆に、
「人を支える仕事がしたい」
「自分の知識を伝える仕事をしたい」
など、方向性はある程度分かっているとします。
しかし、
今の会社に残るか。
別の会社へ移るか。
フリーランスになるか。
副業から始めるか。
というところで迷っている。
この場合は、使命をさらに詳しく調べるより、「どう決めるか」を見るほうが次の行動につながります。
ヒューマンデザインでは、人生の目的だけでなく、意思決定の仕方を中心に扱います。
そのため、方向性は見えているのに実際の選択で止まっているなら、ヒューマンデザインから見る意味が出てきます。
「教師向き?営業向き?」を知りたいなら、どちらだけでも足りない
もう一つ別の検索意図があります。
「結局、私の天職は何?」
というものです。
例えば、
教師。
カウンセラー。
営業。
デザイナー。
経営者。
といった具体的な職業名まで知りたい場合です。
ここは、ヒューマンデザイン対ソウルプランという比較から一度離れたほうがよいでしょう。
ヒューマンデザインの人生の目的は、公式にも「何をするか」そのものではなく「どう生きるか」に近いものとして説明されています。
ソウルプランも、才能や人生の目的を扱いますが、一つの職業を指定する職業検査ではありません。
例えば「人を育てる」という才能・目的が出たとしても、
学校教師。
企業の管理職。
スポーツ指導者。
研修講師。
子育て支援。
オンライン講師。
など、実際の仕事はいくつも考えられます。
使命と職業は一対一ではありません。
同じ使命は複数の仕事で実現できる
ここは、仕事の使命を探すときにかなり重要です。
「使命が分かれば、天職が一つ見つかる」
と考えると、いつまでも正解の職業を探すことになります。
しかし、
「複雑なものを分かりやすく伝える」
ことが自分のテーマなら、
教師でもできます。
ライターでもできます。
営業でもできます。
コンサルタントでもできます。
動画制作者でもできます。
職業名ではなく「仕事の中で何をしているときに自分のテーマが表れるのか」を見るわけです。
ソウルプランで使命や才能を読んでも、ヒューマンデザインで人生テーマを見ても、最後はこの変換が必要になります。
ソウルプランを見ても転職先まで決まらない場合
ソウルプランを受け、
「人を支えること」
「知識を伝えること」
「新しいものを創造すること」
など、自分の方向性が分かったとします。
それでも、
「では何の仕事をすればいい?」
が残ることがあります。
それは結果が足りないというより、使命から職業へ一段変換する作業が残っているためです。
例えば、
「人を支える」
なら、
誰を支えたいのか。
対面で支えたいのか。
裏方で支えたいのか。
一人ずつなのか、大勢なのか。
専門知識を使うのか。
仕組みを作って支えるのか。
まで下げます。
そこまで考えると、実際の職業候補を探せるようになります。
ヒューマンデザインを見ても職業名が出ないのは不自然ではない
ヒューマンデザインを見て、
「タイプや使命は分かった。でも結局どんな仕事が向いているの?」
となる人もいるでしょう。
これは必ずしも読み方を間違えているわけではありません。
ヒューマンデザインの人生目的は、特定の仕事を指名する仕組みではないからです。
特にインカネーションクロスについて、公式では「何をするか」ではなく、その人がどう生き、どのような影響をもたらすかという人生全体のテーマとして説明されています。
仕事へ落とし込みたいなら、
使命だけでなく、
どう判断するのか。
どんな役割を取りやすいのか。
どんな環境なら力を出しやすいのか。
どんな形で他人と関わるのか。
まで見る必要があります。
仕事に特化するなら、BG5まで見たほうが質問に近くなります。
出生時刻が分からないなら違いはさらに大きくなる
ヒューマンデザインのチャート作成には、出生年月日だけでなく出生時刻と出生地を使用します。
出生時刻が分からない場合は、正確なチャートを作るうえで確認が必要になります。
一方、ソウルプランは基本的に誕生時の名前を使います。
そのため、
出生時刻が分からない。
ただし誕生時の正式な名前は分かる。
という場合には、必要な情報の違いも選択材料になります。
逆に、出生情報は正確に分かるが、出生時の名前の表記・変更事情が複雑な場合は、ソウルプラン側でどの名前を使うのか確認する必要があります。
仕事を辞めるかどうかを「使命」だけで決めない
スピリチュアルな自己理解によって、
「今の仕事は自分の使命ではない」
と感じることもあります。
ただし、その結果だけで退職する必要はありません。
使命に合っていないように見えても、
担当業務を変える。
働き方を変える。
副業で試す。
異動する。
今の仕事を続けながら別の活動を始める。
という選択もあります。
また、実際の転職では収入、求人状況、必要資格、自分が現在持っている技能なども関係します。
厚生労働省の職業情報サイトでも、仕事選びを考える際には、興味だけでなく価値観、能力、これまでの職歴など複数の情報から職業を探せるようになっています。
スピリチュアルな方法で「方向」を考え、現実の職業情報で「実行できるか」を確認する。
この二つは分けなくて構いません。
両方見るなら順番を決める
ヒューマンデザインとソウルプランの両方が気になる人もいるでしょう。
両方を見ること自体に問題はありません。
ただ、今の迷いによって順番を変えたほうが整理しやすくなります。
「自分には何の使命があるのか分からない」
というところから始まっているなら、まずソウルプランで課題・才能・目標・人生目的を整理する。
そのうえで、
「では、その方向へ進むとき、自分はどう判断し、どう働けばいいのか」
をヒューマンデザインで見る。
反対に、
「やりたい分野はすでにある。でも会社員を続けるか独立するか迷う」
という状態なら、先にヒューマンデザインやBG5で意思決定や働き方を見て、その後にソウルプランで人生全体の目的とのつながりを考える方法があります。
両方受けることより、「今どこで止まっているのか」のほうが重要です。
結局どっちを見る?迷ったら質問を一つ変える
最後まで迷うなら、
「仕事の使命を知りたい」
という質問を、次のように言い換えてみてください。
「自分は何を実現するために働きたいのか知りたい」
なら、ソウルプランから見る。
「自分の才能や、人生で目指している方向を整理したい」
場合も、ソウルプランから入りやすくなります。
一方、
「転職や独立をどう判断すればいいのか知りたい」
「自分に合う働き方・役割・環境を知りたい」
なら、ヒューマンデザインから見る。
仕事に絞って深く見たいなら、BG5も候補になります。
そして、
「具体的に何の職業へ転職すればいいのか」
を知りたいなら、どちらかの結果だけで決めない。
使命・才能・働き方を整理したあと、実際の仕事内容、必要な技能、収入、求人状況と照らし合わせます。
仕事の使命と職業名は同じものではありません。
「何をする人になるか」だけではなく、
「その仕事を通して、自分は何をしているときに意味を感じるのか」。
そこまで見つけられると、使命探しを実際の仕事選びへつなげやすくなります。
出典
Jovian Archive|What Is Human Design? The Complete Guide from the Source
ヒューマンデザインの成り立ち、出生情報から作成するボディグラフ、タイプ・意思決定などを説明する公式資料
Jovian Archive|Incarnation Crosses in Human Design
インカネーションクロスを「人生の仕事と目的のテーマ」とし、職業ではなく生き方のテーマとして説明する公式資料
Human Design Japan|ヒューマンデザインとは
日本の公式組織によるヒューマンデザインの基本構造、魂の使命、就職・転職などへの活用についての説明
BG5 Business Institute|About Us
ヒューマンデザインをキャリア・仕事・ビジネスへ応用したBG5についての公式資料
BG5 Business Institute|BG5 Business Consultant Certification Training Program
仕事における意思決定、才能、ライフワーク、目的など、BG5で扱う項目を確認した資料
Soul Plan|What happens in a Soul Plan Reading
ソウルプランで扱う才能、目標、課題、人生目的についての公式資料
Soul Plan|What Is Soul Plan? Origins, Meaning and How the System Works
誕生時の名前を使用する仕組みと、仕事・人生方向・才能などの用途を説明する公式資料
株式会社ヴォイスプロジェクト|ソウルプラン・リーダー養成講座 by ブルー・マースデン
日本語で確認できるソウルプランの現実社会・精神面の課題、才能、目標、ソウル・デスティニーの説明
厚生労働省|職業情報提供サイト job tag 利用方法
興味、仕事価値観、能力、職歴など複数の観点から実際の職業を探索するための公的資料