「レムリア」という言葉を初めて見たのに、なぜか懐かしい。
海、クリスタル、古代の神殿などを見ると、理由もなく胸が動く。
レムリアについて調べているうちに、「もしかして自分はレムリアにいたことがあるのでは」と感じ始める人もいます。
スピリチュアルの世界では、こうした強い惹かれ方を「レムリアの過去世を持つ魂が記憶を思い出し始めている」と捉える考え方があります。
ただし、「レムリアが好き」という感覚だけで過去世を決める必要はありません。
過去世との関係を探したいなら、まず見るべきなのは、レムリアについて知った後の自分ではなく、レムリアという言葉を知らなかった頃の自分です。
そこに昔から繰り返している感覚があるなら、もう少し深く探ってみる価値があります。
レムリアに惹かれるのは「過去世」だけが理由ではない
現在のスピリチュアルの世界では、レムリアは愛、調和、自然、共感、直感、女性性、癒しなどを重視した文明として語られています。
競争より共生。
理屈より感覚。
支配より調和。
物質的な成功より心や自然とのつながり。
こうしたレムリア像に触れて、
「こんな世界があったなら帰りたい」
と思う人がいても不思議ではありません。
それは過去世を思い出している可能性として捉えることもできますが、もう一つの見方があります。
今の自分が求めている生き方を、レムリアという世界観に見つけたという場合です。
仕事や人間関係で競争に疲れている。
効率ばかり求められる生活に違和感がある。
もっと自然に触れたい。
人と争わずに暮らしたい。
そんな状態なら、「愛と調和の文明」というレムリア像に強く惹かれることがあります。
だから最初に、
「レムリアにいたから惹かれる」
と一つの答えに決めず、
「私はレムリアの何に惹かれているんだろう」
から見てみます。
レムリアを知る前からあったものを探す
過去世との関係を考えるうえで、一つの境目になるのが「いつから」です。
レムリアについて詳しい記事を読んだあと、
海が好き。
自然が好き。
人混みが苦手。
争いが嫌い。
クリスタルが好き。
と当てはまる項目を探しても、多くの人に該当します。
そこで、レムリアという言葉を知る前まで戻ります。
子どもの頃から海を見るとなぜか懐かしかった。
知らない古代神殿のような場所を何度も夢で見ていた。
クリスタルや石を理由なく集めていた。
人と自然が一つになって暮らす世界を繰り返し想像していた。
説明できないほど「争わない世界」に憧れていた。
水に対して、好きとも嫌いとも言えない強い感情があった。
こうしたことが先にあり、あとからレムリアという世界観を知ったことで、
「自分が昔から感じていたものと似ている」
とつながった。
この順番なら、「記事を読んで当てはめただけ」の場合とは少し違ってきます。
「懐かしい」は何に対する懐かしさなのか
レムリアに惹かれる人がよく使う言葉に「懐かしい」があります。
ここも一段下げてみます。
レムリアという単語そのものに反応するのか。
青い海や島の景色なのか。
クリスタルなのか。
神殿なのか。
イルカやクジラなのか。
共同体で暮らすイメージなのか。
言葉を使わずに分かり合えるという世界観なのか。
「懐かしい」で終わらせず、その対象を細かくすると、自分が何に反応しているのかが見えてきます。
たとえば、海には特に反応しないのに「言葉がなくても分かり合える社会」という部分だけに強く惹かれるなら、あなたが求めているものはレムリアという場所より「深い共感」なのかもしれません。
一方、幼少期から特定の景色を繰り返し夢に見ていて、あとからレムリアについて知ったときに強く重なったなら、過去世を探るテーマとして残してみることができます。
レムリアの特徴を何個数えても確定はできない
検索すると「レムリア人の特徴13選」「17の特徴」といった記事があります。
よく挙げられるのは、
自然を愛する。
人の感情に敏感。
争いを嫌う。
直感が強い。
ヒーリングに興味がある。
クリスタルが好き。
海やイルカに惹かれる。
という特徴です。
ただし、これらの項目にはレムリアだけに現れるものはありません。
自然が好きな人も、繊細な人も、争いが苦手な人もたくさんいます。
「10個当たったからレムリア人」とするより、
その感覚がいつからあり、人生の中でどう繰り返されてきたか
を見る方が、自分のケースを整理しやすくなります。
夢を見るなら「一度」より繰り返すものを見る
レムリアの過去世を持つサインとして、夢やビジョンもよく挙げられます。
海に囲まれた大陸。
白い神殿。
クリスタル。
沈んでいく土地。
知らない人たちとの共同生活。
そうした夢を見たとしても、一度だけで答えを決める必要はありません。
むしろ記録します。
どんな場所だったか。
誰がいたか。
自分は何をしていたか。
どんな感情だったか。
同じ場所や人物がまた出てくるか。
何か月か記録すると、「海」という大きなテーマではなく、もっと細かいパターンが見えてくることがあります。
「毎回、人を助けようとしている」
「いつも何かを守れなかった悲しさがある」
「同じ建物だけ何度も出てくる」
という方が、自分にとっては重要かもしれません。
水が怖いからレムリアの過去世、とは決めない
レムリア系の記事には、大陸が海へ沈んだ記憶の名残として、水や洪水を怖がるという説明があります。
その世界観に自分の感覚が重なることはあるでしょう。
ただ、水への強い恐怖だけで「レムリア沈没の記憶」と決める必要はありません。
現実の体験や、子どもの頃に怖い思いをした記憶など、ほかの理由も考えられます。
スピリチュアルな意味を探すなら、現実側の理由を消さずに両方残します。
「説明できる現実の原因がない。それでも昔から同じ洪水の夢を繰り返している」
という場合と、
「幼少期に溺れた経験があり、それ以来水が怖い」
という場合では、同じ「水への恐怖」でも条件が違います。
過去世を考えるなら、この違いを飛ばさない方が自分の体験を丁寧に見られます。
瞑想でレムリアの記憶を探すなら、先に答えを決めない
レムリアとのつながりを知る方法として、瞑想は多くの記事で紹介されています。
試すなら、
「私はレムリア人だった。記憶を見せてください」
と最初から結論を置くより、
「私がレムリアに惹かれる理由について、今見てもいいものがあれば見せてください」
くらいにします。
そして浮かんだものを書き残します。
海かもしれません。
現代の自分の記憶かもしれません。
何も出ないかもしれません。
そこで無理にストーリーを完成させないことです。
一つのビジョンから「私はレムリアの神官だった」と決めるより、別の日にも同じ場所や役割が現れるのかを見ます。
アカシックリーディングで過去世を見る方法
アカシックレコードの世界観では、個人の転生や過去世、魂の傾向などの情報を読むとされています。
実際、日本のアカシックリーディングでも、過去世や出生の星、人間関係、今世のテーマなどがリーディング対象として挙げられています。
そのため、
「レムリアにいたかだけ知りたい」
より、
「なぜ私はレムリアに惹かれるのか」
「レムリアと関係する過去世があるなら、今の自分に何が残っているのか」
と質問する方が使いやすくなります。
「レムリアにいました」という答えをもらうこと自体より、その話が今の性格・価値観・繰り返してきた行動とどうつながるかを見ます。
過去世リーディングを受けたら、結果を以前の自分と照らす
第三者による過去世リーディングで、
「あなたにはレムリアの過去世があります」
と言われることもあります。
そのとき確認したいのは、その場でどれだけ感動したかだけではありません。
言われた内容に、自分が事前に相手へ伝えていない情報があるか。
昔から繰り返してきた感覚とつながるか。
その説明を聞く以前からあった行動なのか。
別の悩みまで何でもレムリアで説明されていないか。
時間が経っても意味を感じるか。
こうして一度自分へ戻します。
リーディングは「答えを確定してもらうもの」ではなく、過去の自分を別の角度から見直す材料として使えます。
退行催眠で見えたレムリアはどう扱う?
前世療法や退行催眠で、レムリアらしい場所へ行ったと感じる人もいます。
この方法の特徴は、誰かから「あなたはレムリア人です」と聞くだけではなく、自分自身が映像・感情・身体感覚などを体験することです。
そのため非常にリアルに感じる場合があります。
ただし、
リアルだったことと、歴史上の記憶だと確認できたことは同じではありません。
催眠や誘導イメージについての心理学研究では、暗示や想像によって実際には経験していない出来事を記憶らしく感じることがあると報告されています。
ですから、退行催眠でレムリアを体験した場合も、
「本当にレムリアにいたことが証明された」
ではなく、
「なぜ今の自分は、この物語・場面・感情を体験したのだろう」
というところまで残しておきます。
その方が、体験そのものの意味を失わずに扱えます。
「レムリアを知る前からあったか」で一度整理する
過去世との関係を探しているなら、ここで一度分けてみます。
レムリアの記事を読んでから自然やクリスタルが気になり始めた。
これは「レムリアの世界観に共感した」という可能性をまず残します。
一方、
レムリアを知らない子どもの頃から同じ神殿を何度も夢に見ていた。
昔から海に説明できない郷愁があった。
ずっと人の感情を言葉より先に感じることが多かった。
愛・調和・自然との共生という価値観を、誰に教わるでもなく求めていた。
そして後からレムリアを知り、「これに似ている」と感じた。
この場合は、過去世というテーマからさらに探ってみてもよいでしょう。
違うのは「当てはまる特徴の数」ではなく、時間の順番です。
レムリアに惹かれても「レムリア人」と決めなくていい
調べれば調べるほど、
「私は絶対にレムリアの過去世がある」
と答えを決めたくなることがあります。
でも、答えを急ぐ必要はありません。
レムリアへの惹かれ方が、
過去世なのか。
今の自分が求めている理想の世界なのか。
魂の象徴として反応しているのか。
その複数が重なっているのか。
すぐには分からないこともあります。
むしろ、自分にとって大事なのは、
「レムリアだったかどうか」だけではなく、
「レムリアという言葉に出会ったことで、自分の何を思い出したのか」
です。
自然の中で暮らしたかったこと。
競争から降りたかったこと。
人を癒したかったこと。
感覚をもっと信じたかったこと。
人ともっと深くつながりたかったこと。
それが見えてくれば、レムリアとの関係をまだ確定できなくても、自分について一つ分かります。
過去世との関係を知りたいなら3段階で見る
最後に、順番だけ整理します。
まず、レムリアを知る前からあった感覚を振り返ります。
次に、夢・惹かれる場所・価値観・繰り返してきた行動など、長期間続いているテーマを探します。
そこでなお「レムリアとの関係をもっと知りたい」と思ったら、瞑想、アカシックリーディング、過去世リーディング、退行催眠などへ進みます。
最初からセッションで答えをもらう必要はありません。
自分の中に先に材料を持っておけば、
「レムリアにいました」
と言われたときも、それが自分にとって本当に意味のある説明なのかを考えられます。
レムリアに惹かれる感覚は、過去世の可能性を考える入口にはなります。
しかし、それだけで結論ではありません。
レムリアを知る前の自分までさかのぼり、ずっと続いてきたものがあるかを見る。
そこから始める方が、「特徴に自分を当てはめる」のではなく、自分自身の感覚から魂のルーツを探していけます。
出典
Zoological Society of London|Philip Lutley Sclater, 1829–1913
Cambridge University Press|The Malagasy primate radiation — Lost Lemuria
PubMed|Induction of false beliefs and false memories in laboratory studies—A systematic review