「昔から、なぜか周りに馴染めない」
「星空を見ると、懐かしいような帰りたいような気持ちになる」
「自分には何かやることがある気がする」
そんな感覚から、「もしかして自分はスターシードなのでは?」と思う人もいるでしょう。
スターシード診断を探すと、10問、12問、15問などさまざまなチェックリストが見つかります。
ただし、最初に知っておきたいことがあります。
チェック項目に何個当てはまったかだけで、スターシードかどうかを確定することはできません。
実際、ネット上の診断でも「2~3個でスターシード」「5~6個なら可能性がある」「15個中7個以上」「多いほど可能性が高い」など判定基準は統一されていません。 (My Golden Hour)
では、何を見ればいいのでしょうか。
ポイントは、数を数えることではなく、その感覚が一時的なものなのか、人生のかなり早い時期から何度も繰り返してきたものなのかを見ることです。
スターシード診断は「合格・不合格」を決めるものではない
スターシードについて語られる特徴には、ある程度共通点があります。
幼い頃から周囲と違う感覚がある、集団に馴染みにくい、星や宇宙に理由の分からない親しみを感じる、人の感情に敏感、競争より調和を好む、人を助けたい気持ちが強い、何か使命があるように感じる、といったものです。 (Lani)
ただ、これらの特徴の一つひとつは、スターシードだけに現れるものではありません。
一人でいるのが好きな人もいれば、人混みで疲れる人もいます。社会のルールに疑問を持つ人や、宇宙が好きな人も珍しくありません。
だから「7個当てはまったからスターシード」「3個だから違う」という判定には無理があります。
見るべきなのは、項目の数よりも、その奥にある感覚です。
自分がスターシードか確かめるなら「いつから」を見る
たとえば最近スピリチュアルに興味を持ち、スターシードの記事を読むようになってから「そういえば自分にも当てはまる」と感じ始めた場合。
それだけでスターシードだと判断するのは早いでしょう。
一方で、スターシードという言葉を知るよりずっと前から、
「ここではない場所に帰りたい」
「どうしてみんなこの社会の仕組みを当然だと思っているのだろう」
「夜空を見るとなぜか懐かしい」
といった感覚を繰り返してきたなら、スターシードという世界観に自分の経験を重ねて考えてみる余地はあります。
重要なのは、言葉を知った後に特徴を探すことではありません。
スターシードという言葉を知らなかった頃の自分まで振り返ることです。
一つの特徴より「組み合わせ」で見る
「宇宙が好き」だけなら、単なる宇宙好きかもしれません。
「一人が好き」だけなら、その人の性格かもしれません。
ところが、
幼少期から周囲に馴染みにくかった。
理由もなく宇宙や星に懐かしさを感じてきた。
人の感情や場の空気を強く受け取りやすい。
社会の競争や上下関係にずっと違和感がある。
同時に、人や社会を少しでも良くしたいという気持ちが消えない。
このような複数の感覚が長年一緒に続いているなら、「スターシードという考え方に自分が強く共鳴する」と判断する材料にはなります。
ここでも「5個なら合格」という線は引きません。
重要なのは、いくつあるかより、人生を通して同じ感覚が繰り返されてきたかです。
「当てはまる」と「証明できる」は別
ここがスターシード診断で最も混同しやすいところです。
「スターシードとして語られる特徴が自分によく当てはまる」
ということと、
「自分の魂がプレアデスやシリウスなど地球外の星に由来すると客観的に証明できた」
ということは同じではありません。
スターシードは学術研究でもニューエイジ系の信念・世界観として研究されており、科学的・医学的な診断として確立されたものではありません。 (ミドルベリー大学)
そのため、「絶対にスターシードだと証明する検査」を探し続けても、現在のところ客観的な確定方法にたどり着くことはできません。
ここは曖昧なままにせず、分けて考えた方がよいところです。
プレアデス・シリウスなどの出身星診断も同じ
スターシード診断を進めていくと、次に「自分はどの星のスターシードなのか」が気になってきます。
プレアデス、シリウス、アルクトゥルス、アンドロメダ、オリオン、リラなど、さまざまな分類があります。
ただし、ここにも統一された判定基準はありません。
あるサイトでは共感性が高い人をプレアデス系とし、別の診断では別の特徴を組み合わせます。直感、夢、瞑想、チャネリングなどから判断する考え方もあります。 (lmp)
そのため、複数の診断を受けて結果が違っても不思議ではありません。
出身星診断についても、「本当の出身星を特定する検査」と考えるより、自分がどの性質や物語に強く共鳴するのかを見る方法として利用した方が矛盾が少なくなります。
鑑定を受ければスターシードか確定できる?
セルフ診断の次に考える人が多いのが、霊視、チャネリング、アカシックレコード、前世リーディングなどによるスターシード鑑定です。
こうした鑑定を、スピリチュアルな自己探索として受けることはできます。
ただし、「第三者に見てもらえば客観的に証明できる」というものとは分けて考える必要があります。
特に、
「あなたは覚醒しなければならない」
「このままでは使命を果たせない」
「高額なセッションを受けないと問題が起こる」
など、不安を理由に契約を急がせる場合は一度止まった方がよいでしょう。
消費者庁も、霊感等によって重大な不利益が起きると不安をあおり、商品購入や契約を勧める行為について注意を呼びかけています。 (内閣府)
鑑定を受けるとしても、「証明してもらう」のではなく、「別の視点から自分を見てもらう」と考えるくらいが適切です。
結局、自分がスターシードかどう判断すればいい?
「科学的に証明したい」のなら、現在のスターシード診断や鑑定では確定できません。
一方、
「なぜ昔から周囲と違う感じがしたのか」
「なぜ宇宙や星にこれほど惹かれるのか」
「自分はこれからどう生きたいのか」
を考えるためにスターシードという考え方を使いたいのであれば、セルフ診断には意味があります。
その場合は「何個当たったか」ではなく、
スターシードという言葉を知る前からその感覚があったか。
一時的ではなく長年続いているか。
一つではなく複数の感覚がつながっているか。
そして何より、スターシードという考え方を知ったことで、これまで理解できなかった自分の感覚が少し整理されたか。
そこまで見てみてください。
「自分はスターシードなのか」という問いに対して、誰かから合格証をもらう必要はありません。
まず確かめるべきなのは、星の名前よりも、これまで自分が何を感じながら生きてきたのかです。
出典
Massey University|Interiority and objectivity with Starseeds on the pale blue dot