「自分の魂の設計図を知りたい」
そう思って調べると、生年月日や出生時刻を入力する方法もあれば、生まれたときの名前から見る方法も出てきます。
すると、
「どっちが本当の魂の設計図なの?」
と迷うかもしれません。
先に結論をいうと、「魂の設計図」という名前の一つの共通した診断法があるわけではありません。
西洋占星術では、生まれた瞬間の星の配置を魂の設計図と呼ぶことがあります。
ヒューマンデザインやジーンキーも、生年月日・出生時間などから個人の図を作ります。
一方、ソウルプランは、生まれたときにつけられた名前から人生の課題・才能・目標などを読みます。
そのため、最初に決めるべきなのは、
「出生日時と名前では、どちらが正しい?」
ではありません。
「魂の設計図から、自分は何を知りたい?」
です。
- 「魂の設計図」は一つの決まったものではない
- 出生日時から見る方法は「生まれた瞬間」を材料にする
- 自分の「動き方・決め方」を知りたいならヒューマンデザイン
- 自分の「弱みの奥にある可能性」を見たいならジーンキー
- 星から人生全体を見たいなら西洋占星術
- 出生時間が分からないと、何が困る?
- 名前から見るソウルプランは入口そのものが違う
- 名前から見るなら「才能・課題・目的」が分かりやすい
- 出生日時と名前、結局どちらを選ぶ?
- 名前も生年月日も使う方法もある
- 結婚して姓が変わったら、どの名前を見る?
- 二つ受けて結果が違ったらどうする?
- 「当たっている」と感じても、魂の存在が証明されたわけではない
- 魂の設計図を一つずつ試すなら、この順番で考える
- 魂の設計図は「日時か名前か」より「何を知りたいか」で選ぶ
- 出典
「魂の設計図」は一つの決まったものではない
実際に「魂の設計図」で検索すると、さまざまな方法が出てきます。
生まれた瞬間の星の配置を見る西洋占星術。
出生情報から、自分の行動や意思決定の特徴を見るヒューマンデザイン。
同じく出生情報を使い、自分の内面にある課題と可能性を見ていくジーンキー。
生まれたときの名前から、課題・才能・目標・人生の目的を読むソウルプラン。
さらに、生年月日と名前の両方を数字に変えて読む数秘術もあります。
つまり、「魂の設計図を見ます」と書かれているだけでは、何をするサービスなのか分かりません。
申し込む前に、
「何という方法を使うのか」
「何の情報を使うのか」
「何が分かると説明しているのか」
まで確認する必要があります。
出生日時から見る方法は「生まれた瞬間」を材料にする
出生日時を使う代表的な方法には、西洋占星術、ヒューマンデザイン、ジーンキーなどがあります。
共通しているのは、
生年月日。
出生時間。
出生地。
といった、生まれた瞬間の情報をもとにするところです。
自分で、
「私は社交的です」
「私は直感が強いです」
と質問に答えるわけではありません。
同じ出生情報を入力すれば、その体系では基本的に同じ個人の図が作られます。
ただし、そこから読み取る内容はそれぞれ違います。
自分の「動き方・決め方」を知りたいならヒューマンデザイン
ヒューマンデザインでは、出生情報から自分専用の図を作ります。
その図から、
自分の基本的な行動の傾向。
人から影響を受けやすい部分。
自分が人へ影響を与えやすい部分。
物事を決めるときの拠り所。
生まれ持った素質や役割。
などを見るとされています。
たとえば、
「転職するとき、いつも考えすぎて決められない」
「自分から動くほうがいいのか、機会を待ったほうがいいのか分からない」
という人なら、ヒューマンデザインが目的に近くなります。
「人生の目的を一言で教えてもらう」というより、
「この自分を普段どう扱うか」
を見る方法と考えると分かりやすいでしょう。
自分の「弱みの奥にある可能性」を見たいならジーンキー
ジーンキーも、生年月日・出生時間・出生地から個人の図を作ります。
しかし、ヒューマンデザインとは見るところが違います。
ジーンキーでは、一つの性質について、
悩みや弱点として現れやすい状態。
その性質を前向きに生かしたときに現れる才能や強み。
さらに可能性が開いた状態。
という流れで考えていきます。
たとえば、
「なぜ自分は、いつも同じ場面で苦しくなるのだろう」
「欠点だと思っているこの性質には、別の使い道があるのでは?」
という問いを時間をかけて掘り下げたい人に向いています。
すぐに「あなたは○○タイプです」と答えをもらって終わるというより、自分の経験と照らしながら考えていく方法です。
星から人生全体を見たいなら西洋占星術
西洋占星術では、生年月日・出生時間・出生地から「出生図」と呼ばれる、生まれた瞬間の星の配置図を作ります。
よくある「私は○○座」という星座占いは、出生図のごく一部分だけを見たものです。
出生図では、
性格。
感情の傾向。
才能。
仕事。
人間関係。
人生で繰り返しやすいテーマ。
など、複数の要素を組み合わせて見ていきます。
「魂の設計図」という言葉も、西洋占星術の出生図を表す言葉として使われています。
自分について一つの答えを知りたいというより、
「自分という人間をいろいろな角度から見てみたい」
という人に向いています。
出生時間が分からないと、何が困る?
出生日時を使う方法では、出生時間が重要になる場合があります。
西洋占星術では、出生時間が分からないと、生まれたときに東の地平線にあった星座や、人生を12分野に分ける区分を正確に出せません。
出生時間が不明な場合、占星術サイトのアストロ・ドットコムでも、正午として計算し、これらの区分を表示しない方法が使われています。
だからといって、誕生日だけでは何も見られないわけではありません。
ただ、「何時に生まれたかまで使った詳しい出生図」と同じではないことは知っておいたほうがよいでしょう。
ヒューマンデザインでも、公式の日本サイトは出生時間を重要な情報と説明しています。
分からない場合は、母子手帳や家族に確認し、それでも不明なら正午やおおよその時間で一度作ってみる方法が案内されています。
ジーンキーも似ています。
出生時間が分からなければ、まず正午で作り、朝・昼・夜と時間を変えて結果に違いが出るか確認する方法が公式に案内されています。
つまり、
「出生時間が分からない=出生日時系は一切使えない」
ではありません。
どこまで結果が変わる可能性があるのかを理解して使えばよいのです。
名前から見るソウルプランは入口そのものが違う
名前から見る代表的な方法が、ソウルプランです。
ソウルプランでは、基本的に生まれたときにつけられた名前を使います。
その名前を一定の方法で読み替え、
人生で直面しやすい課題。
生まれ持った才能。
人生で目指す目標。
人生全体の目的。
などを見るとされています。
つまり出生日時系のように、
「生まれた瞬間の空や時間」
を見るのではありません。
「この人生で最初につけられた名前」
を入口にします。
出生時間が分からない人でも利用できるのが大きな違いです。
名前から見るなら「才能・課題・目的」が分かりやすい
ソウルプランでは、最初から「才能」「課題」「目標」という項目があります。
そのため、
「自分にはどんな才能があるとされるの?」
「なぜ同じような壁に何度もぶつかるの?」
「この人生では何を目指すとされているの?」
という疑問とは相性がよいでしょう。
ヒューマンデザインのように、
「自分はどう決断するか」
を見る方法とは、質問そのものが違います。
ここが出生日時系と名前系を選ぶ一番分かりやすい境目です。
出生日時と名前、結局どちらを選ぶ?
「どちらが詳しいか」ではなく、知りたいことで選びます。
| 今知りたいこと | 向いている入口 |
|---|---|
| 自分に合う動き方・決め方 | ヒューマンデザイン |
| 自分の弱みと、その奥の強み | ジーンキー |
| 性格・才能・仕事・人間関係を広く見たい | 西洋占星術 |
| 才能・課題・目標・人生の目的 | ソウルプラン |
| 名前と生年月日の両方から簡潔に見たい | 数秘術 |
「出生日時のほうが本物」
「名前から見るほうが魂に近い」
という共通した基準があるわけではありません。
そもそも、それぞれが別の問いに答えようとしているからです。
名前も生年月日も使う方法もある
実際の検索結果では、
「出生日時か名前か」
の二択ではありませんでした。
数秘術のように、生年月日と名前の両方を使うものがあります。
さらに、西洋占星術、ヒューマンデザイン、数秘術、名前など複数の情報をまとめて「魂の設計図」として読むサービスもあります。
そのため、有料鑑定を選ぶときは、
「魂の設計図を読みます」
という商品名だけで選ばないことが大切です。
何を使うのか。
それぞれをどう組み合わせるのか。
何を答えてくれるのか。
ここまで確認します。
結婚して姓が変わったら、どの名前を見る?
名前から見る方法では、結婚や改名も気になるところです。
ソウルプランの公式説明では、基本になるのは出生時の名前です。
現在使っている名前については、出生名とは別に、その後重なった影響として見る考え方があります。
つまり、
「結婚したから旧姓の設計図は消えた」
という扱いではありません。
まず出生名を基本として見て、必要なら現在の名前も重ねるという考え方です。
ただし、日本語の名前をどの表記に直して使うかなど、実際の計算方法は提供者によって確認が必要です。
申し込む場合は、
「戸籍上の出生名をそのまま使うのか」
「ローマ字表記にするのか」
「結婚後の名前も見るのか」
を先に確認しておくとよいでしょう。
二つ受けて結果が違ったらどうする?
ヒューマンデザインでは、
「こういう決め方が合う」
と言われた。
ソウルプランでは、
「こういう才能や人生の課題がある」
と言われた。
内容が違っても、おかしいわけではありません。
見ているものが違うからです。
たとえば、
「人を導く才能がある」
という結果と、
「自分から無理に動くより、機会が来たときに判断する」
という結果は、同時に成り立つ可能性があります。
一つは「何を持っているとされるか」。
もう一つは「それをどう使うとされるか」。
という違いです。
だから複数の設計図を見る場合も、
「同じ答えが出るか」
だけで比べる必要はありません。
「当たっている」と感じても、魂の存在が証明されたわけではない
出生日時も出生名も、自分の気分によって変わる質問回答ではありません。
そのため、
「固定された情報から出しているから、性格診断より客観的なのでは?」
と思うかもしれません。
しかし、固定情報を使っていることと、「魂の設計図」が科学的に測定されていることは別です。
たとえば西洋占星術について、出生図から作られた性格説明と心理学的な性格検査を比較した二重盲検研究があります。
この研究では、参加者は心理学的な性格検査から作られた自分の説明は偶然以上に見分けられましたが、出生図から作った占星術の説明は見分けられませんでした。
また、人には、幅広い人に当てはまる説明でも「自分にぴったりだ」と感じやすい傾向があります。
だから、
「当たったから、この設計図が絶対的な自分だ」
と決める必要はありません。
反対に、自己理解の材料として使うことまで否定する必要もありません。
「この説明を読んだことで、自分の何に気づいたか」
を見る使い方ができます。
魂の設計図を一つずつ試すなら、この順番で考える
いきなり全部を見る必要はありません。
まず、
「今、自分が一番知りたいことは何か」
を一つ決めます。
決断でいつも迷う。
それならヒューマンデザイン。
弱点だと思っている性質を違う角度から見たい。
それならジーンキー。
自分の性格や仕事、人間関係まで広く見たい。
それなら西洋占星術。
才能・課題・人生の目的を知りたい。
それならソウルプラン。
一つ見たら、すぐ次へ移らず、
「実際の自分の人生ではどうだろう」
と考えます。
そのうえで別の問いが出てきたら、別の方法を見る。
この順番なら、「魂の設計図を集めること」が目的になりにくくなります。
魂の設計図は「日時か名前か」より「何を知りたいか」で選ぶ
魂の設計図を知りたいとき、
「出生日時と名前、どっちが正しい?」
から始めると迷います。
まず、
「何が知りたい?」
に変えてみます。
自分の動き方や決め方なら、出生日時を使うヒューマンデザイン。
自分の内面的な課題と可能性なら、同じく出生情報を使うジーンキー。
自分を人生全体から広く見たいなら、西洋占星術。
才能・課題・目標・人生の目的なら、出生名から見るソウルプラン。
このように選べばよいのです。
魂の設計図という言葉に、全員共通の一枚の答えがあるわけではありません。
だからこそ、「何を入力する方法か」だけでなく、「その方法で何を知ろうとしているのか」を見て選ぶことが、自分に合う入口を見つける近道になります。
出典
Human Design Japan|ヒューマンデザインとは 公式ページ
Human Design Japan|出生時間が分からない場合の案内 公式ページ
ジーンキー公式|個人チャート作成・出生時間が不明な場合 公式ページ
Soul Plan|ソウルプランとは 公式ページ
Soul Plan|個人鑑定で見る内容 公式ページ
Soul Plan|改名・現在の名前について 公式ページ
Astrodienst|出生時間が不明な場合の出生図 公式ページ
PubMed|出生図による性格説明を用いた二重盲検研究 研究概要