「守護霊から、今の自分に何かメッセージがあるなら聞いてみたい」
そう思って調べると、霊視、チャネリング、霊感、ミディアムシップなど、いくつもの言葉が出てきます。
結論からいうと、守護霊からの「伝言」を聞くことが目的なら、一般的な説明ではチャネリングやミディアムシップの方が目的に近くなります。
ただし、「霊視だから違う」「チャネリングと書いてあるから間違いない」と占術名だけで選ぶことはできません。
実際には霊視で守護霊からの言葉を受け取る人もいますし、霊視とチャネリングを組み合わせる人もいるからです。
大切なのは、名前ではなく「誰から、何を、どのように受け取るのか」を見ることです。
守護霊からメッセージを受け取りたいなら、まず目的を分ける
「守護霊について知りたい」といっても、知りたい内容は同じではありません。
たとえば、
「私の守護霊はどんな存在なのか知りたい」
「今の私に何を伝えたいのか聞きたい」
「転職するか迷っているので、方向性についてメッセージがほしい」
「今起きている問題を霊的な視点から見てほしい」
では、求めているものが違います。
特に分けたいのが、「守護霊そのものを読み取ってほしい」のか、「守護霊から自分へのメッセージを受け取ってほしい」のかです。
前者なら霊視を掲げる人でも対応している場合があります。
後者なら、守護霊やスピリットガイドなど特定の存在とつながってメッセージを受け取ると説明しているチャネリングやミディアムシップの方が、目的を確認しやすくなります。
ここを分けずに「霊視とチャネリング、どちらが当たる?」と考えても、自分に合う方法は決まりません。
霊視とチャネリングは何が違う?
一般的には、霊視は霊的な情報を「視る」方法、チャネリングは特定の存在に意識を合わせて「メッセージを受け取る」方法として説明されます。
整理すると、次のような違いです。
| 霊視 | チャネリング | |
|---|---|---|
| 主な目的 | 人・状況・霊的存在などを読み取る | 特定の存在からメッセージを受け取る |
| 受け取り方 | 映像・イメージ・感覚など | 言葉・感覚・映像など |
| 守護霊との関係 | 守護霊を視たり、言葉を受け取ったりする人もいる | 守護霊を接続先としてメッセージを受け取る形がある |
| 向いている質問 | 「何が見える?」「今どうなっている?」 | 「何を伝えようとしている?」 |
ただし、これは絶対的な区分ではありません。
実際の鑑定では、霊視している途中に言葉が浮かぶ人もいれば、チャネリング中に人物や風景を映像として受け取る人もいます。
さらに、「守護霊からメッセージを受け取ること」を霊視と呼ぶ実践者もいます。
そのため、サービス名よりも中身を見る必要があります。
「守護霊から今の自分への言葉」が欲しいなら何を選ぶ?
知りたいことが、
「守護霊は今、私に何を伝えようとしている?」
なのであれば、確認したいのは「守護霊を視る能力があるか」だけではありません。
「守護霊からのメッセージとして受け取り、それを相談者に伝えるセッションなのか」が重要です。
チャネリングの場合は、守護霊、スピリットガイド、ハイヤーセルフ、高次の存在など、接続する相手を明示していることがあります。
一方、霊視でも「相談者の守護霊からメッセージを受け取る」と明示している人なら、目的は一致します。
つまり、
「霊視だから選ぶ」
「チャネリングだから選ぶ」
のではありません。
「この人は、私が知りたい相手からのメッセージを扱っているか」で見ます。
守護霊の姿や特徴を知りたいなら霊視が合う場合もある
「守護霊から言葉を聞きたい」というより、
「どんな姿なのか」
「どんな雰囲気なのか」
「どんな存在が自分を見守っているのか」
を知りたい場合は、映像やイメージとして霊的情報を受け取ると説明する霊視の方が、希望に合う場合があります。
ただし、ここでも「霊視なら守護霊の顔まで分かる」と一律には考えられません。
霊視という名称自体に統一された手順がなく、受け取り方も実践者ごとに違うからです。
映像として見える人もいれば、雰囲気や性質として感じる人もいます。
依頼するなら、「守護霊について、どこまで読み取るセッションなのか」を先に確認した方が確実です。
自分で守護霊からメッセージを受け取る方法もある?
スピリチュアルな実践では、必ず誰かに鑑定してもらわなければメッセージを受け取れないとは考えられていません。
よく行われるのは、静かな状態で意識を落ち着かせ、一つだけ問いを置いて、最初に浮かんだ言葉・イメージ・感覚などを記録していく方法です。
たとえば、
「今の私が気づくべきことは何ですか」
と問いを一つだけ置きます。
そこで何かを無理に見よう、聞こうとするのではなく、浮かんだものがあればそのまま書き残します。
ここで大切なのは、その場ですぐ「これは絶対に守護霊の言葉だ」と決めないことです。
自分が期待していた答えなのか、何度か同じテーマが出てくるのか、数日後に読み返しても意味が残っているのかを見る方が、自分の考えと区別しやすくなります。
夢や日常の直感を記録する方法も、スピリチュアル系の実践ではよく使われています。
ただし、こうした体験を守護霊との通信だと客観的に判定できる方法が確立されているわけではありません。
まずは「自分に浮かんだ気づき」として記録し、その後どう受け止めるかを考えるくらいの距離が取りやすいでしょう。
自分で受け取るのが難しいなら第三者に頼む選択もある
自分で問いかけても、
「全部自分で考えている気がする」
「欲しい答えを作ってしまいそう」
「そもそも何も感じない」
という人もいます。
その場合、霊視やチャネリング、ミディアムシップなどを行う第三者に依頼する方法があります。
近代スピリチュアリズムでは、故人や守護霊などの霊的存在から情報を受け取り、人に伝える役割の人を「ミディアム」、その働きを「ミディアムシップ」と呼ぶ説明があります。
日本の占い・スピリチュアルサービスでは、「守護霊霊視」「守護霊チャネリング」「スピリットガイドリーディング」など別々の名前で提供されているため、名称だけでは同じ内容か判断できません。
そこで依頼前に見る場所が変わります。
依頼するときは占術名より「3つの中身」を見る
まず確認したいのが、「誰から受け取るのか」です。
守護霊なのか、スピリットガイドなのか、ハイヤーセルフなのか、亡くなった家族なのか。
「高次の存在」としか書かれていない場合、自分が求めている「守護霊からの言葉」とは違う可能性があります。
次に、「何を受け取るのか」を見ます。
守護霊の姿や特徴を伝えるのか。
今の自分へのメッセージなのか。
質問に対して答えてもらえるのか。
鑑定者によって内容はかなり違います。
最後に、「どう伝えるのか」です。
映像を読み解いて鑑定者自身の解釈を加えるのか、受け取った言葉をそのまま伝えるというスタイルなのか。
同じ「チャネリング」「霊視」という名前でも、ここが違えば実際の体験は別物になります。
この3点まで見れば、「霊視とチャネリングのどちらが上か」ではなく、「今回の自分にはどちらが合うか」で選べます。
「守護霊に質問できる」のか「メッセージを受け取るだけ」なのかも違う
これは依頼前に見落としやすいところです。
「守護霊からのメッセージ」と書いてあっても、相談者から質問できるとは限りません。
鑑定者が「今伝えられていること」を受け取って伝える形式もあります。
一方、
「転職についてどう考えればいい?」
「今の人間関係について何かメッセージはある?」
など、相談者が質問して、それに対する答えを受け取る形式もあります。
自分が知りたいテーマを質問したいのなら、「守護霊メッセージ」という名称だけで申し込まず、質問できるサービスなのかまで確認した方がズレません。
守護霊からのメッセージは「決定」ではなく「材料」として受け取る
スピリチュアルな世界観の中でも、守護霊やスピリットガイドを「人生の答えを全部決める存在」と考える必要はありません。
日本スピリチュアリスト連盟も、スピリットガイドは助言や方向性を示す存在であり、最終的な選択と責任は本人にあるという考え方を示しています。
たとえば、
「会社を辞めた方がいいと言われた」
「この人は運命の相手だと言われた」
としても、それだけで退職や結婚を決める必要はありません。
現実の状況も確認したうえで、「自分が考えていなかった視点を一つ受け取った」と考えることができます。
研究の世界でも、ミディアムシップについて肯定的な結果を報告した研究と、統制条件では能力を支持できなかった研究の両方があり、解釈は一致していません。
そのため、霊視やチャネリングで受け取った内容を、客観的に確認された事実と同じように扱うのではなく、自分の判断材料の一つとして受け止めるのが現実的です。
有料で受けるなら「不安をあおって続けさせるサービス」には注意する
守護霊からのメッセージを一度聞いてみたい、という理由で有料鑑定を利用すること自体と、不安をあおられて何度も課金することは別です。
国民生活センターは、無料鑑定などから有料ポイント制の占いサイトへ誘導され、「鑑定を最後まで受けないと不幸になる」などと言われて利用をやめられなくなり、高額な支払いにつながるトラブルを注意喚起しています。
「もう一度メッセージを受けないと危険」
「ここでやめたら運気が落ちる」
など、恐怖を理由に継続を迫られる場合は、守護霊からのメッセージの内容以前に、サービスとの距離を考えた方がよいでしょう。
一度聞いた内容を自分で考えられる余地が残るサービスかどうかも、選ぶ基準になります。
結局、霊視とチャネリングのどちらを選べばいい?
守護霊の姿や性質、今の自分や周囲の状態を霊的に読み取ってほしいなら、霊視を掲げる人が候補になります。
「守護霊が今の自分に何を伝えようとしているのか」というメッセージそのものを聞きたいなら、守護霊とのチャネリングやミディアムシップを明示している人の方が目的を伝えやすいでしょう。
ただし、ここが最も重要です。
「霊視」「チャネリング」という名前で最終判断しないでください。
見るべきなのは、
誰から受け取るのか。
何を受け取るのか。
どのように伝えるのか。
そして、自分が質問できるのか。
この中身です。
自分で静かに問いかけて記録してみる方法もあります。
それでは判断しにくく、「第三者を通したメッセージも一度聞いてみたい」と思ったところで霊視やチャネリングを検討しても遅くありません。
守護霊からのメッセージを求めることと、自分の人生の判断を誰かに預けることは別です。
受け取った言葉をどう使うかまで、自分で選べる状態を残しておくことが大切です。
出典
一般社団法人日本スピリチュアリスト連盟|スピリチュアリズムとは 資料を開く
国民生活センター|占いサイトで鑑定士とのやりとりをやめられず高額なお金を支払った 資料を開く
PubMed|Testing alleged mediumship: methods and results 資料を開く
PubMed|Anomalous information reception by mediums: A meta-analysis of the scientific evidence 資料を開く