スピリットガイドとは?|守護霊との違いと自分のガイドを知る方法

「私にもスピリットガイドがいるの?」

「守護霊とは違うの?」

スピリットガイドとは、スピリチュアルの考え方では、その人の成長や人生の学びを霊的な側面から助けるとされる存在です。

日本語では「指導霊」と訳されることがあり、「ガイド」「ガイドスピリット」と呼ばれることもあります。

ただし、守護霊との違いには一つの決まった答えがありません。

スピリットガイドと守護霊をほぼ同じ意味で使う人もいれば、「守る存在」と「導く存在」に分ける考え方もあるからです。

そして、自分のガイドを知りたい場合も、「名前や姿を知ること」と「どんな導きを感じているのかを知ること」は分けて考えたほうが分かりやすくなります。

スピリットガイドとは人生を導くとされる霊的存在

一般社団法人日本スピリチュアリスト連盟では、スピリットガイドを「個人の成長や学びを助ける霊的存在」と説明しています。

「ガイドスピリット」「ガイド」も同じ意味で使われ、日本語では「指導霊」と訳されることがあります。

つまり、何でも代わりに決めてくれる存在というより、人生の方向性や学びについて助言すると考えられている存在です。

同連盟でも、ガイドが未来を決めるのではなく、最終的な選択と責任は本人にあるという考え方が示されています。

ここは意外に重要です。

「ガイドがこう言っているから絶対にこうする」というものではなく、スピリチュアリズムの中でも、本人の意思までガイドに預ける考え方ではありません。

スピリットガイドと守護霊は同じもの?

これは「同じ」と断定することも、「完全に別」と断定することもできません。

使われ方が統一されていないからです。

日本のスピリチュアル分野では、守護霊、指導霊、先祖霊、守護天使などをまとめて「スピリットガイド」と呼ぶ場合があります。

一方、近代スピリチュアリズムの考え方では、スピリットガイドをその人の成長や役割を助ける「指導霊」として捉え、血縁のある先祖とは別の存在として説明する場合があります。

分かりやすく整理するなら、

守護霊は「自分を見守り守る存在」

スピリットガイドは「成長や方向性を導く存在」

という違いで説明されることがあります。

ただし、これは絶対的な分類ではありません。

ある人が「守護霊」と呼んでいる存在を、別の人は「スピリットガイド」と呼んでいることもあります。

そのため、誰かのセッションや本でこの言葉が出てきたときは、名称だけを見るのではなく、「その人は何をスピリットガイドと呼んでいるのか」を確認したほうが混乱しません。

ハイヤーセルフとも同じではない

スピリットガイドと一緒によく出てくる言葉に「ハイヤーセルフ」があります。

ハイヤーセルフは、一般に「より高い視点を持つ自分自身」「高次の自己」といった意味で使われます。

それに対して、スピリットガイドは自分とは別の霊的存在として説明されることが多い言葉です。

そのため、

「自分の内側にある高い視点」をハイヤーセルフ、

「自分とは別にいて導く存在」をスピリットガイド、

と整理すると理解しやすくなります。

ただし、ここも提供者や思想によって説明は異なります。

スピリチュアル用語には、辞書のように全員が同じ定義を使っているとは限らないものが多くあります。

自分のスピリットガイドを知るとはどういうこと?

ここからが、実際に知りたいところでしょう。

「私のスピリットガイドは誰?」

と考えると、多くの人は名前・性別・姿・生きていた時代などを想像するかもしれません。

実際、そうした人物像を伝えるチャネリングや霊視サービスもあります。

しかし、「自分のガイドを知る」には、もう一つの考え方があります。

それは、

「誰なのかを当てる」

のではなく、

「自分はどんな方向への導きを繰り返し感じているのかを見る」

という方法です。

この二つは分けて考えたほうがよいでしょう。

名前や姿を知りたいなら、確定できる範囲には限界がある

瞑想中に名前が浮かんだ。

夢に同じ人物が何度も現れた。

目を閉じると、いつも似た姿を感じる。

こうした体験を「自分のスピリットガイドではないか」と解釈する人はいます。

ただし、その名前や人物像が本当に特定の霊的存在から来たものなのかを、客観的に本人確認する確立された方法があるわけではありません。

夢で見たから。

強く感じたから。

霊視で「この人です」と言われたから。

それだけで、歴史上の特定人物や先祖などだと事実として確定することはできません。

名前や姿が浮かんだ場合は、

「今の自分には、このようなイメージとして感じられている」

くらいに置いておくほうが無理がありません。

導き方を知りたいなら、繰り返しを見る

一方で、「誰なのか」より「どんな導きを感じているのか」を知りたいのであれば、自分だけでも試しやすくなります。

たとえば、何か迷っているときに静かな時間を作り、

「私は今、何を見落としているだろう」

「この問題について別の見方はないだろうか」

と問いかけます。

そこで浮かんだ言葉、イメージ、夢、考えなどを記録しておきます。

ここで一回の体験だけを「ガイドからの答え」と決めないことがポイントです。

数週間、数か月と記録すると、

「いつも人間関係について同じ方向へ戻される」

「無理をしているときだけ立ち止まる考えが浮かぶ」

「仕事について考えると、繰り返し同じテーマが出てくる」

といった傾向が見えることがあります。

それをスピリットガイドからの導きと捉えるか、自分自身の深い考えや直感と捉えるかは、本人の世界観によって変わります。

少なくとも、一度見た数字や偶然だけで正体を決めるより、自分に何が繰り返し起きているのかを見るほうが、日常の判断には使いやすいでしょう。

ゾロ目や偶然は「サイン」と決めていい?

スピリットガイドについて検索すると、

「1111を何度も見る」

「同じ曲ばかり流れる」

「同じ動物を見かける」

「必要な人と偶然出会う」

といった現象がサインとして紹介されています。

スピリチュアルでは、こうした意味のある偶然をガイドからの働きかけと解釈する考え方があります。

ただし、同じ数字を見たことだけで「ガイドからのメッセージ」と確定することはできません。

人には、偶然の中にも意味やパターンを見つける認知の働きがあります。

そのため、

「777を見た。絶対に仕事を辞めろという合図だ」

というように、サインだけから大きな決断へ飛ぶのではなく、

「なぜ今この数字が気になったのだろう」

「そのとき自分は何について考えていたのだろう」

と、自分の状態を振り返る材料として扱うほうが安全です。

サインを探すことが目的になってしまうと、何を見てもメッセージに見えるようになることがあります。

ガイドからのメッセージか、自分の考えか分からないとき

おそらく、ここで迷う人が最も多いでしょう。

「急に浮かんだ考えだからガイド」

「不思議な感じがしたからガイド」

という明確な境界はありません。

むしろ、「どこから来たメッセージか」を完全に判別しようとすると、判断できなくなることがあります。

そんなときは、発信元ではなく内容を見ます。

その考えは、自分や他人を必要以上に怖がらせていないか。

現実に確認できる情報と大きく矛盾していないか。

「今すぐ全部捨てろ」「この人とは絶対に別れろ」といった極端な行動を迫っていないか。

時間を置いて読み返しても、自分にとって意味があるか。

スピリットガイドという考え方を取り入れる場合でも、最後に決めるのは自分です。

「ガイドだから正しい」ではなく、「一つの気づきとして受け取り、現実と照らし合わせて決める」という距離感が大切です。

自分で分からなければ霊視やチャネリングを受ける方法もある

自分のガイドの名前や人物像を知りたい場合、ミディアム、チャネラー、霊視を行う人に見てもらう方法もあります。

実際に、スピリットガイドの人物像やメッセージを伝えるセッションは提供されています。

ただし、そこで伝えられた名前や過去世などを客観的な事実として確認できるとは限りません。

複数の人に見てもらえば全員同じ答えになるとも限らないでしょう。

そのため、有料セッションを受けるなら、「正解を証明してもらう」というより、自分を考えるための一つのスピリチュアルな体験として利用するほうが現実的です。

また、

「悪い霊がついている」

「このままだと不幸になる」

「除霊や追加セッションを受けなければ危険だ」

などと不安をあおり、高額な契約を迫られた場合は別です。

消費者庁や国民生活センターも、霊感などによって不安をあおり、商品購入や契約を迫る悪質商法について注意を呼びかけています。

スピリットガイドを知るなら「誰か」だけを追わない

スピリットガイドとは、スピリチュアルの考え方では、自分の成長や人生の学びを助けるとされる霊的存在です。

守護霊とほぼ同じ意味で使われることもあれば、「守る守護霊」と「導くスピリットガイド」を分けることもあり、絶対的な分類はありません。

そして、自分のガイドを知るときも、

「名前は何?」

「男性?女性?」

「昔どんな人だった?」

だけを追う必要はありません。

名前や姿については、客観的に確認できる範囲に限界があります。

それより、

「自分はどんな場面で立ち止まるのか」

「何について繰り返し気づかされるのか」

「そのメッセージを現実に照らしたとき、役に立つのか」

まで見ると、スピリットガイドという考え方を自分の人生に取り入れるかどうかも判断しやすくなります。

ガイドを知ることは、自分の人生をガイドに任せることではありません。

何かを感じたとしても、それをどう受け取り、最後に何を選ぶかは自分自身です。

出典

一般社団法人日本スピリチュアリスト連盟|スピリチュアリズムとは
一般社団法人日本スピリチュアリスト連盟|スピリチュアリズムとは

Encyclopedia.com|Spirit Guides
Encyclopedia.com|Spirit Guides

PubMed|Connecting the dots: Illusory pattern perception predicts belief in conspiracies and the supernatural
PubMed|Connecting the dots: Illusory pattern perception predicts belief in conspiracies and the supernatural

PubMed|Paranormal beliefs and cognitive function: A systematic review and assessment of study quality across four decades of research
PubMed|Paranormal beliefs and cognitive function: A systematic review and assessment of study quality across four decades of research

消費者庁|消費者契約法
消費者庁|消費者契約法

国民生活センター|霊感商法とは何か
国民生活センター|霊感商法とは何か