「今の仕事は本当に自分がやる仕事なの?」
「自分にはもっと向いている仕事がある気がする」
「仕事を通して果たす使命があるなら知りたい」
そんなときに候補になるのが、ヒューマンデザインとソウルプランです。
どちらも「才能」「使命」「人生の目的」を扱いますが、見ているものは同じではありません。
先に大きく分けると、
「この仕事を選ぶ?転職する?どんな働き方なら自分らしい?」を知りたいならヒューマンデザイン。
「自分にはどんな課題・才能・目標があり、それを仕事でどう使う?」を知りたいならソウルプラン。
という違いがあります。
まず、「適職」と「仕事の使命」を分けるところから考えてみましょう。
- 「仕事の使命」と「向いている職業」は同じではない
- ヒューマンデザインは「自分の働き方」を見る
- 「この転職を受ける?」という迷いならヒューマンデザイン
- ヒューマンデザインでは人生全体のテーマも見る
- ヒューマンデザインは「使命に合う仕事を探す」順番ではない
- ソウルプランは「自分には何がある?」から見る
- 「何が得意なのか分からない」ならソウルプラン
- ソウルプランは苦手なことも仕事選びの材料にする
- ソウルプランでも職業名が一つ決まるわけではない
- 2つの違いを整理するとこうなる
- 出生時間が分からないなら差が大きい
- 「今の仕事を辞める?」なら使命より先に決め方を見る
- 「何を仕事にしたら自分を使える?」ならソウルプラン
- 同じ職種でも「合う・合わない」は変わる
- ソウルプランは同じ仕事の中で「何を担当する?」を見るのにも使える
- 「使命に合わない仕事だから辞める」は早い
- 具体的な適職を探したいなら、別の道具も使う
- 2つとも受ければ「本当の仕事」が分かる?
- どちらを先に受けるか迷ったら、質問を一つだけ決める
- 最後は「使命に合う仕事」ではなく「使命を使える仕事」を探す
- 出典
「仕事の使命」と「向いている職業」は同じではない
仕事の使命を知りたいと思うと、
「自分の天職は何?」
という職業名を求めたくなります。
営業。
教師。
カウンセラー。
経営者。
デザイナー。
といった答えです。
しかし、仕事の使命は職業名だけでは表せません。
たとえば、
人へ分かりやすく伝える。
人をまとめる。
新しい方法を考える。
困っている人を支える。
複雑なものを整理する。
という役割なら、多くの職業で使えます。
同じ「営業職」でも、会社・商品・働き方・裁量・人間関係が違えば、まったく合わないこともあります。
だから仕事の使命を探すときは、
「何の職業?」
だけでなく、
「自分は仕事の中で、どんな力をどう使う?」
まで見る必要があります。
ヒューマンデザインは「自分の働き方」を見る
ヒューマンデザインでは、生年月日・出生時間・出生地から自分専用の図を作ります。
そこから、
自分に合った動き方。
仕事や依頼を受けるときの入り方。
大切なことを決めるときの拠り所。
安定して使いやすい力。
周囲から影響を受けやすい部分。
人生全体で表れやすい大きなテーマ。
などを見ます。
ここで重要なのは、公式元でも、
「この図を見れば、あなたが選ぶべき職業名が分かる」
とはしていないことです。
ヒューマンデザインが見るのは、
「どの職業を選ぶか」
より、
「自分はどう仕事を選び、どう関わると無理が少ないのか」
です。
「この転職を受ける?」という迷いならヒューマンデザイン
たとえば、
A社は給料が高い。
B社は仕事がおもしろそう。
今の会社に残れば安定している。
という3択で迷っているとします。
ここで職業名はほとんど役に立ちません。
必要なのは、
「自分はどうやって決めると、自分らしい選択になりやすい?」
ということです。
ヒューマンデザインでは、人によって物事を決めるときの拠り所が違うと考えます。
すぐ身体の反応を見る人。
気持ちの波が落ち着くまで待つ人。
その瞬間の直感を重視する人。
時間をかけて判断する人。
などです。
ヒューマンデザインでは、これを「権威」と呼びます。
専門用語を覚えるより、
「自分は重大な仕事の選択をどう決める人なのか」
を見る部分だと考えれば十分です。
ヒューマンデザインでは人生全体のテーマも見る
ヒューマンデザインには、人生を通して表れてくる大きなテーマを見る部分もあります。
専門的には「インカネーションクロス」と呼ばれます。
ただし、これは、
「あなたは看護師になる使命です」
「経営者になる使命です」
という職業指定ではありません。
たとえば、
新しい考えを世の中へ持ち込む。
人と人を結ぶ。
仕組みを作る。
古いものを変化させる。
といった、人生全体を通して表れる大きな役割として捉えます。
公式の説明でも、「何をするか」より「どう生きるか」が重要とされています。
仕事も、その人生テーマが表れる場所の一つという位置づけです。
ヒューマンデザインは「使命に合う仕事を探す」順番ではない
ここは少し特徴的です。
使命が分かった。
↓
それに合う仕事を探す。
という順番ではありません。
まず、自分に合う動き方と決め方を実際の生活で使う。
↓
自分に合う仕事、人、機会へ進んでいく。
↓
その結果として、自分の人生テーマが表れてくる。
という考え方です。
だから、
「使命を知ったら、その職業へ転職しなければ」
という使い方とは少し違います。
今の仕事でも、自分に合う働き方へ変えたら状況が変わる可能性があります。
ソウルプランは「自分には何がある?」から見る
ソウルプランの入口は、ヒューマンデザインとは大きく違います。
使うのは、基本的に生まれたときの名前です。
出生時の正式な名前に含まれる文字や音を一定の方法で読み、
人生で向き合う課題。
持っている才能や強み。
人生で目指す目標。
人生全体の目的。
を整理します。
現在使っている名前を追加で見る場合もあります。
つまり、
「この会社へ転職する?」
という一つの決断より、
「自分は何を持って生まれ、人生で何を使う人なの?」
という全体像を見る方法です。
「何が得意なのか分からない」ならソウルプラン
たとえば、
仕事は続けている。
大きな不満もない。
でも、
「これが自分の仕事だという感じがしない」
という人がいます。
そもそも自分に何の才能があるのか分からない。
何を目標にすればいいか分からない。
なぜ同じところで仕事につまずくのか分からない。
こういう人は、ソウルプランのほうが問いを立てやすいでしょう。
まず、
課題。
才能。
目標。
人生目的。
という全体図を見て、
「では、それを今の仕事でどう使っている?」
と戻して考えます。
ソウルプランは苦手なことも仕事選びの材料にする
仕事の使命というと、強みばかり探したくなります。
しかしソウルプランでは、課題も重要な要素として扱います。
たとえば、
人前で自分を出すことが大きな課題。
一方で、人へ伝える力が才能としてある。
という組み合わせが出たとします。
すると、
「人へ伝える才能がない」
のではなく、
「人へ伝える才能を使う過程で、人前に出ることが課題になっている」
という見方ができます。
仕事で何度もぶつかる問題と、自分の才能を一緒に見たい人には使いやすい考え方です。
ソウルプランでも職業名が一つ決まるわけではない
ソウルプラン公式では、仕事の方向についても助言できるとされています。
ただし、
「この数字だから医者」
「この名前だから営業」
と一職種へ機械的に決めるものではありません。
たとえば、
人を支える力。
創造する力。
情報を伝える力。
物事を形にする力。
を持つと読んだ場合、その力をどんな職業で使うかは一つではありません。
だからソウルプランも、
「正解の職業名を当てる」
というより、
「仕事で何を使うと自分の人生目的につながると考えるか」
を見る方法です。
2つの違いを整理するとこうなる
| 比較 | ヒューマンデザイン | ソウルプラン |
|---|---|---|
| 主に使う情報 | 生年月日・出生時間・出生地 | 生まれたときの名前 |
| 仕事で見る中心 | 動き方・決断・役割・人生テーマ | 課題・才能・目標・人生目的 |
| 転職するか迷っている | 向いている | 補助的 |
| 自分の才能が分からない | 見られる | 特に向いている |
| 仕事で繰り返す課題を整理したい | 見られる | 特に向いている |
| 自分に合う決断方法を知りたい | 特に向いている | 中心ではない |
| 人生目的を仕事へ結びつけたい | 人生テーマから考える | 課題・才能・目標から考える |
| 出生時間が分からない | 不利 | 基本的に問題にならない |
| 具体的な職業名を決める | 本来の目的ではない | 本来の目的ではない |
「どちらが上か」ではなく、問いが違います。
出生時間が分からないなら差が大きい
ヒューマンデザインでは出生時間が重要です。
公式元では、数分の違いでも図の一部が変わる可能性があり、正確な時間が分からなければ出生証明などを確認するよう案内しています。
つまり、
「何時に生まれたか全く分からない」
場合は、最初から正確な個人図を出しにくくなります。
ソウルプランは基本的に出生名から見るため、出生時間を必要としません。
この条件だけでも、どちらを先に使うか判断できます。
「今の仕事を辞める?」なら使命より先に決め方を見る
仕事の使命を知りたい検索者の中には、実際には、
「転職するかどうか決められない」
人もかなりいるでしょう。
その場合、
「私の使命は何?」
を先に聞かなくても構いません。
今の仕事で何が苦しいのか。
次の仕事で何を重視するのか。
そして、自分はどうやって重大な選択をすると納得しやすいのか。
ここを見るならヒューマンデザインのほうが目的に近くなります。
仕事の使命と、今退職すべきかは同じ質問ではありません。
「何を仕事にしたら自分を使える?」ならソウルプラン
反対に、
転職の候補すらない。
何がしたいのか分からない。
自分の強みが分からない。
という場合があります。
この場合は、
「どう決める?」
より前に、
「そもそも自分には何がある?」
を見る必要があります。
ソウルプランで、
課題。
才能。
目標。
人生目的。
を一度並べ、
「この中で、実際に仕事で使えているものはどれ?」
と考える方法があります。
こちらは仕事の中身を探す入口として使いやすいでしょう。
同じ職種でも「合う・合わない」は変わる
ここは、ヒューマンデザインを仕事に使うときに重要です。
たとえば同じ営業職でも、
新規客へ自分から電話をかけ続ける仕事。
紹介された顧客へ提案する仕事。
既存顧客と長く関係を築く仕事。
チームをまとめる営業管理職。
では、働き方がまったく違います。
だから、
「営業向き・営業不向き」
だけでは判断できません。
自分に合う機会の入り方。
人との距離。
決断方法。
仕事量。
環境。
まで見たほうが具体的です。
「仕事の使命」と「職種診断」を分ける理由がここにあります。
ソウルプランは同じ仕事の中で「何を担当する?」を見るのにも使える
ソウルプラン公式には、個人だけでなく仕事や組織へ応用する方法もあります。
従業員ごとの能力・才能・目標・強み・難しさなどを見て、
「どの分野で力を使いやすいか」
を考える方法です。
つまり、
会社員か独立か。
営業か事務か。
という大分類だけでなく、
今いる組織の中で何を担当すると自分の力を使いやすいか。
という見方もできます。
今の会社を辞めなくても、役割変更で解決する場合があるわけです。
「使命に合わない仕事だから辞める」は早い
スピリチュアルな診断で、
「あなたの使命は、人へ伝えることです」
と出たとします。
現在は経理の仕事。
そこで、
「経理は使命ではない。辞めよう」
とすぐ結論を出す必要はありません。
経理の知識を人へ分かりやすく説明している。
新人教育を担当している。
経営者へ数字を伝えて判断を助けている。
なら、すでに「伝える」という役割を仕事で使っている可能性があります。
使命は職種より、役割として見たほうが現実へ落とし込みやすくなります。
具体的な適職を探したいなら、別の道具も使う
ここは重要です。
「自分の使命」ではなく、
具体的に、
どんな職業があるのか。
自分の興味に近い職業は何か。
今の経験を使える仕事は何か。
必要な資格や技能は何か。
給与や仕事内容はどうか。
まで知りたいなら、ヒューマンデザインやソウルプランだけでは不足します。
厚生労働省のjob tagでは、興味、仕事への価値観、能力、これまでの職歴などから職業を探せます。
仕事内容、必要な知識・技能なども確認できます。
使命を考えるスピリチュアルツールと、実際の職業を探す道具は分けて使ったほうがよいでしょう。
2つとも受ければ「本当の仕事」が分かる?
ヒューマンデザインとソウルプランの両方を見ることはできます。
ただし、
「両方で教師と出たから、教師が絶対の天職」
という確認方法ではありません。
そもそも両者が見るものが違います。
ヒューマンデザインから、
「自分はこういう形で機会を選び、こう決断するほうが自然」
という情報を得る。
ソウルプランから、
「自分にはこういう課題・才能・目標があると読む」
という情報を得る。
そして、
「では、その才能を自分らしい働き方で使える仕事は?」
と重ねる。
この使い方なら、2つを見る意味があります。
どちらを先に受けるか迷ったら、質問を一つだけ決める
「今の仕事を辞めるか迷っている」
「仕事の依頼を受けるか迷っている」
「働き方を変えたい」
なら、ヒューマンデザインから。
「自分の才能が分からない」
「何を仕事に生かせばいいか分からない」
「仕事で何度も同じ壁に当たる」
「人生目的と仕事をつなげたい」
なら、ソウルプランから。
「具体的な転職先の職業を探したい」
なら、どちらか一つに決める前に、仕事の興味・価値観・経験などを使った職業探索も併用します。
最後は「使命に合う仕事」ではなく「使命を使える仕事」を探す
仕事の使命を探していると、
どこかに一つだけ、
「自分のために用意された正解の職業」
があるように感じることがあります。
しかし、ヒューマンデザインもソウルプランも、公式情報まで見ると、そこまで単純な職業指定をする方法ではありません。
ヒューマンデザインなら、
自分に合う動き方。
決断の仕方。
役割。
人生全体のテーマ。
を見る。
ソウルプランなら、
課題。
才能。
目標。
人生目的。
を見る。
そのうえで、
「この力を、今の仕事ではどこで使える?」
「別の仕事なら、もっと使える?」
と考えます。
仕事の使命を知る目的は、職業名を一つ言い当ててもらうことではありません。
自分が持つ力を、無理の少ない働き方で使える場所を見つけること。
そこまで落とし込めれば、ヒューマンデザインとソウルプランの違いも、実際の仕事選びに使えるようになります。
出典
Jovian Archive|ヒューマンデザイン無料チャートと仕組み
Jovian Archive|人生全体の大きなテーマについて
Human Design Japan|ヒューマンデザインとは