天使から今の自分に必要なメッセージを受け取ってみたい。
そう思って調べると、「オラクルカードを引く」「天使とチャネリングする」という二つの方法がよく出てきます。
どちらを選べばよいのでしょうか。
一番分かりやすい違いは、カードには「引いたカード」という目に見える材料が残るのに対して、チャネリングでは、カードを介さず言葉・映像・感覚などとして受け取ると考えられていることです。
そのため、初めて自分で試すならカードの方が扱いやすいでしょう。
一方、「この天使は今の私に何を伝えたい?」「この悩みについて、もう少し具体的に聞きたい」と、用意されたカードの範囲を越えてやり取りしたいなら、チャネリングという方法が候補になります。
大切なのは、どちらが「本物」かを決めることではありません。
自分がどんな形なら、受け取った内容を落ち着いて考えられるかで選びます。
カードとチャネリングでは「メッセージの自由度」が違う
エンジェル系のオラクルカードには、天使の絵や名前、キーワード、メッセージなどがあらかじめ用意されています。
質問をしてカードを引き、そこに書かれた言葉や絵を自分の状況と重ねて読みます。
実際にエンジェル系カードの販売元でも、「天使が今、私に伝えたいことは何ですか?」「今日の私に必要なアドバイスを教えてください」といった質問例が示されています。(ライトワークスオンラインストア)
一方、チャネリングはNew Ageなどの文脈では、人が霊的存在や高次の存在などから情報を受け取るとする実践です。対象として天使を想定するチャネリングもあります。(エンサイクロペディア)
カードと違い、あらかじめ用意された文章の中から答えが出るわけではありません。
「言葉が浮かぶ」「映像として感じる」「感覚として分かる」など、受け取り方も実践者によって異なります。
つまり、カードは答えの範囲がある程度固定され、チャネリングは自由度が高い。
ここが選び方の出発点になります。
初めてならカードから試す方が判断しやすい
天使からのメッセージを受け取ってみたいものの、
「何か聞こえるわけではない」
「直感と言われてもよく分からない」
「自分で作った言葉ではないかと思ってしまう」
という人なら、カードから始めた方が分かりやすいでしょう。
カードを1枚引けば、少なくとも「今日はこのカードが出た」という結果が残るからです。
たとえば「行動」「休息」「信頼」と書かれたカードが出たなら、その言葉を起点にして今の自分を考えられます。
チャネリングのように「最初に浮かんだ言葉はメッセージなのか、それとも自分の考えなのか」というところから判断する必要がありません。
カードは、天使の存在を客観的に証明する道具という意味ではありません。
自分の問いに対して、考えるための材料を一つ外側に置けることが大きな違いです。
カードを使うなら、質問で結果が変わる
カードを引く前に重要なのが質問です。
「私の未来はどうなりますか?」
より、
「今の私が意識した方がよいことは何ですか?」
と聞いた方が、出たカードを現実の行動につなげやすくなります。
エンジェル系オラクルカードの販売元でも、YES・NOだけを求める質問より、自分がどうなりたいのか、何ができるのかという問いの方がカードのガイダンスを読み取りやすいとしています。(ライトワークスオンラインストア)
たとえば転職で迷っている場合も、
「転職した方がいいですか?」
だけで終わらせるより、
「今の仕事について、私がまだ見ていないことは何ですか?」
「次へ進む前に整えることはありますか?」
と問いを変えられます。
カードは「決定してもらう」より、自分の考えを別の角度から見る使い方の方が扱いやすくなります。
同じ質問で何度も引き直したくなったら、そこで止める
カードを使うと起こりやすいのが、
「欲しかったカードではなかった」
「意味が分からない」
「もう1枚引けば本当の答えが出る気がする」
と何度も引き直すことです。
しかし、それではカードを使って考えるというより、自分の欲しい答えが出るまで探すことになります。
一度カードを引いたら、まずその結果を記録してみます。
「このカードが本当に天使からなのか」とすぐ証明しようとするより、「この言葉を今の自分に当てはめると何に気づくか」を考えた方が使いやすいでしょう。
数日後に読み返しても意味が残っているかを見ることもできます。
カードの利点は、ここにあります。
その瞬間の感覚だけでなく、「何を引いて、どう解釈したか」が残ります。
チャネリングが向くのはカードにないことまで聞きたいとき
カードでは物足りなくなる場合もあります。
たとえば、
「今そばにいる天使から、自由な言葉でメッセージを受け取りたい」
「特定の大天使に問いかけたい」
「最初のメッセージについて、さらに質問したい」
という場合です。
こうした問いは、あらかじめカードに用意された文章だけでは扱いにくくなります。
そこで出てくるのがチャネリングです。
スピリチュアルな実践では、天使などの存在に意識を向け、浮かんだ言葉、映像、感覚などをメッセージとして受け取る方法が行われています。
実際に、オラクルカードを使ったガイダンスと、カードを使わないチャネリングを別の段階として教える実践例も確認できます。(次元上昇ナビゲーター)
ここでカードとの違いがはっきりします。
カードは「出たものを読む」。
チャネリングは「浮かんできたもの自体を読む」。
後者の方が質問の自由度は高くなります。
チャネリングでは「自由だからこそ分からなくなる」こともある
自由度の高さは、そのまま難しさにもなります。
たとえば、
「大丈夫。そのまま進んで」
という言葉が頭に浮かんだとします。
それが天使からだと感じる人もいるでしょう。
一方で、「自分がその答えを望んでいたから浮かんだのでは?」と迷う人もいます。
カードなら少なくとも引いたカードは目の前に残りますが、チャネリングでは情報の入口自体が本人の感覚になります。
そのため、自分の考えとの区別がつかなくなる人は、無理にチャネリングだけで答えを得ようとする必要はありません。
最初に浮かんだことを書き、その後カードを1枚引いて別の視点を足す方法もあります。
これはカードでチャネリングを「証明する」という意味ではありません。
自由に浮かんだ考えを、一度別の材料と照らして整理するためです。
カードとチャネリングは併用してもいい
カードとチャネリングは競合する方法ではありません。
実際に、オラクルカードとチャネリングの両方を組み合わせる実践者や講座があります。また、チャネリングによって受け取ったとするメッセージをもとに制作されたエンジェルカードも販売されています。(次元上昇ナビゲーター)
そのため、
カードを1枚引く。
書かれているメッセージを見る。
そこから何を感じたか書く。
さらに浮かんだ言葉やイメージがあれば記録する。
という使い方もできます。
最初から「天使の声を聞かなければ」と構えるより、カードを入口にした方が自分の感覚を観察しやすい人もいるでしょう。
反対に、カードの意味に引っ張られてしまう人なら、カードを置かずに静かに問いを置く方が合うこともあります。
自分にはカードとチャネリングのどちらが合う?
判断基準は、スピリチュアル能力が高いか低いかではありません。
「何を受け取りたいか」で考えます。
今日のテーマや、今必要なアドバイスを一つ受け取りたい。
自分で気軽に試したい。
結果を目に見える形で残したい。
浮かんだ言葉が自分の想像ではないか気になりやすい。
こういう人なら、まずカードが使いやすいでしょう。
反対に、
カードに用意されていない質問をしたい。
特定の天使に問いかけたい。
一つの答えからさらに問いを深めたい。
言葉・映像・感覚などをそのまま受け取ってみたい。
こういう人ならチャネリングという方法があります。
そして「どちらも気になる」なら、カードから始めて、そのカードを見て浮かんだことも記録する方法があります。
カードとチャネリングを無理に分けなくても構いません。
自分でするか、チャネラーに頼むかでも条件が変わる
チャネリングには、自分で試す方法だけでなく、チャネラーなど第三者に依頼する方法もあります。
第三者に依頼すると、自分の願望とは別の視点を聞けるという使い方ができます。
ただし、「その言葉が本当に天使から来たものか」を利用者側が客観的に確認できるわけではありません。
そのため、依頼するなら「何とつながると説明しているのか」「何を受け取って伝えるのか」「質問はできるのか」「料金はいくらか」を先に確認します。
「天使から重大なメッセージが来ている」
「続きを聞かなければ危険」
などと言われて追加料金を繰り返し求められる場合には注意が必要です。
国民生活センターも、占いサイトについて、「鑑定を最後まで受けないと不幸になる」などと不安をあおられて利用を続け、高額な支払いにつながるトラブルを注意喚起しています。(国セン)
天使からのメッセージを知りたい気持ちと、不安から鑑定をやめられなくなることは分けて考えましょう。
迷うなら「カードで一つ受け取る」から始める
初めて天使からメッセージを受け取ってみたいなら、最初から天使の声を聞こうとしなくても構いません。
エンジェル系のオラクルカードを用意し、
「今日の私が意識するとよいことは何ですか?」
と一つだけ問いを置く。
カードを一枚引く。
絵や言葉を見て、最初に感じたことを書いておく。
まずはこれだけでも十分です。
それを続けるうちに、カードを見た瞬間に言葉や映像が浮かぶことが増え、「カードがなくても問いを置いてみたい」と思うようになれば、そこでチャネリングという方法を試すこともできます。
反対に、カードがある方が落ち着いて考えられるなら、そのままカードを使えばよいでしょう。
天使からメッセージを受け取る方法に、一つの正解が決まっているわけではありません。
カードは、メッセージを目に見える形で受け取って考えたい人。
チャネリングは、決められたカードの範囲を越えて自由に受け取りたい人。
まずこの違いで選ぶと、自分が次に何を試せばよいかが分かりやすくなります。
出典
ライトワークス|エンジェルフォーザモダンミスティック
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ライトワークス|大天使オラクルカード
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Encyclopedia.com|Western Esoteric Family II: Spiritualism & New Age
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国民生活センター|占いサイトで鑑定士とのやりとりをやめられず高額なお金を支払った
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国民生活センター|それって占い?!占い師や鑑定士を名乗る者から次々とメッセージが届いてやめられない
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